どうなっちゃたの?高反発規制
ゴルフメーカー同士の開発競争でゴルフクラブやボールの進化が進み過ぎ、ゴルフの長い歴史に変化を起こし過ぎてしまう様な傾向がありました。
プロの競技でも、昔のドライバーの飛距離と100yも違っては、歴史のあるコースのハザードやバンカーが意味の無いものになってしまいます。
飛距離の延長に対応したコースの改修などが間に合わず、パー72を71とか70にしてトーナメントを行うのもその為です。
そんなことで2008年に施行された高反発規制。
クラブの反発係数を抑えて規制するという物です。
もちろんゴルフの規則で決められたことですので、ゴルフ場でプレーをする場合は、R&A用具審査に合格したクラブとボールを使用しないといけないことになりました。
2008年の切り替え当時は、クラブ競技や公式競技に参加しなければOKとか。
いやいや、競技でなくてもゴルフ場で使用してはいけないものだよとか。
いろいろ言われ、さすがに高反発の時代のクラブはお目にかからないな、と思っていました。
ゴルフショップでも一時は見かけることが無かった、ルール不適合品。
通販やディスカウントショップ位しか置いていなかった物が、最近やたらと目にする機会が増えました。
メーカーも「高反発」「規則不適合」とか平気で逆に売り文句にして、堂々と販売しています。
大手メーカーのプロギア(PRGR)からも「SUPER egg 金ドライバー」なる物が、発売されました。
皆さんはどう思われますか?
ハンディキャップのシングルを目指している人達には、関係のないことですが。
トーナメントのツアーに参加しているメーカーが、「ルール適合外」の商品を発売することは残念です。
高反発品は飛ぶの?
- 今のゴルファー人口を支えているシルバー世代が、だんだん飛距離が落ちて来て、ゴルフが面白くなくなりやめてしまう。
もっと飛距離を取り戻して、ゴルフを楽しんでもらう。確かに需要もあるのでしょう。 - 高反発は本当に飛ぶのでしょうか?
いかにもルール違反で飛びそうなイメージですが、飛ばないと思います。
今の時代は、反発力だけでは飛ばないと思います。 - 実際、2008年から2年おきにドライバーを交換していますが、変える度に飛距離は伸びています。
クラブは確実にシャフトとボールと共に進化しています。 - 今の規則に適合したクラブで、最適にスピン量が発揮できるようにボールも進化しています。
クラブとボールの相性は、良いとは言えないでしょう。
高反発のクラブをゴルフ場で、プライベートのプレーで使用しても良いかどうかの論議は、ここではしませんが、皆さん色々な意見を持っていることでしょう。
私は80歳になっても、不適合品は使用しないでしょう。
だって、エージシュートを出してもうれしくないから。
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参考:ゴルフ規則・用具・インフォメーション用具
規則一般
質問 2: 2008年以降でもプライベートのゴルフであれば高反発クラブを使ってもいいと聞いたのですが本当ですか?
回答:いいえ。ゴルフ規則は世界共通の規則であり、ゴルフをプレーするための規則です。
競技であるかプライベートであるかは関係ありません。
スプリング効果の基準値を超える高反発クラブは2008年1月1日以降ゴルフ規則に不適合となるのでゴルフゲームをするのであれば使用することはできません。
また、高反発クラブの使用を認める競技の条件やローカルルールの制定も認められません。
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