グリーンに上がる前からパットが始まっています。
グリーンの傾斜やラインの読み方で、上級者と初心者の差が大きく出ます。
ゴルフの最後はパット。ゴルフの上級者は皆パットがうまいと言ってもいい程です。
いや、パットがうまくないと上級者にはなれないのです。
平均スコアーが90代の方の平均パット数は36前後。
平均スコアーが80代の方の平均パット数は32前後。
平均スコアーが70代の方の平均パット数は30以下です。
パットの半分以上は情報収集です。
いくらパッティングの技術が良くても、ラインが解らなければ入りません。
正確なラインや傾斜、転がる速度の情報が解った上で、その通りに打てるかどうかの技術が求められるのです。
パットの練習も必要ですが、傾斜やラインを読む練習はあまりしません。
自分の経験や上級者から教わらないと上達しません。
自分のパットの順が来る前に、情報収集が終わっている
初心者の方は、自分のパットの順番になってから、ラインを読みます。
スロープレイにならないように、ライン読みに時間をかけられません。
自分のラインが決まらないうちにパットをしてしまいます。
実はここに大きな差があるのです。
上級者の方は、自分のパット順になる前に情報収集が終わっています。
いざ自分のパットの順番が来るとラインを読んでいるのでなくて、確認をしているのです。
パットの前にやらなくてはいけないこと。
- グリーン全体の傾斜を見る。
グリーン全体の傾斜や傾きを見るためには、グリーンの上に居たのでは読むことは出来ません。
一旦グリーンに降りて、グリーンの一番低いところから、目線をグリーン上に近くに低くして、しゃがんで読むのです。
大抵のグリーンは花道が一番低い所が多く、花道から読むのが読みやすいと思われます。
ボールがグリーンをこぼれて、アプローチが残ったとしても、早くウエッジを持って駆け寄り、ライン読みに時間を掛けるのではなく、
花道からグリーンの全体の構造を確認しながら、ボールの位置に回り込んだ方がラインや傾斜が解りやすいのです。
グリーンに上がる前にグリーンを半周位回って、ラインや傾斜を読みながらグリーンに上がりましょう。 - 傾斜の低い方からラインを読む
パットのラインは傾斜が解らないと、どの位曲がるのか想像できません。
上りのラインと下りのラインではボールの切れ方に違いが出て、非常にイメージがしにくくなります。
ラインの低い方から読んだ方が正確なラインが読みやすいのです。 - 必ず反対側に回ってラインを確認する
上りのライン、下りのラインでも反対側から読むと逆に見える場合があります。
又、反対側に回り込む時に情報が入ってきますので、より正確になるのです。
回り込む場合は、必ず低い方から回り込んでラインを読むこと。
ボールよりカップが低い位置にある下りのスライスラインは、右側から傾斜の角度を確認しながら回り込むようにしましょう。
パットの順番が自分に来てから、反対側に回ってラインを読む方がいますが、
必ず自分の順番が来る前に反対側に回って読んでおきましょう。 - ラインを横から見て、傾斜の角度を確認する。
上っているのか、下っているのか解らない場合もありますし、傾斜が強い場合も有ります。
横から傾斜を読んでイメージにインプットしておくだけで、3パットを減らせるのです。
さあ、上記のやらなくてはいけないことの内、幾つ出来ているでしょうか。
これだけの情報収集をやっている人とやっていない人では、パット数が1ラウンドで5パット位の差がついて当たり前です。
上級者は、自分のパターの順番が来る前に移動しながら上記の全ての情報を確認しているのです。
プロは正確なグリーンのチェックブックを持っていますし、キャディーと共に二人で情報収集をしているのです。
情報収集の仕方を覚えて、ベストスコアーを更新しましょう。
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