フェイスは開いて閉じるものといわれています。
もちろん間違いではないのですが、きちんと理論を理解した上級者やプロから教わらないと間違った知識や理論に悩まされます。
上達するある段階で、悩んで訳の分からないことになってしまいます。
フェイスの開いて閉じるのウソ!
ゴルフのレベルをハンディキャップで分類してみましょう。
0~5HC:片手シングルと呼ばれる本当の上級者。公式競技でも入賞できる実力者。
5~9HC:一応シングルと呼ばれる上級者です。中にはにわかシングルさんもいてレベルは色々です。
10~15HC:クラブ競技Aクラスのレベルです。公式競技に挑戦可能なレベルです。
16~20HC:一般アマチュアゴルファーのゴルフ大好きレベルです。クラブ競技に目覚めて向上心強い段階です。
21~28HC:100は切ったが、100以上も叩く。一番ゴルフが面白い時期です。
29~以上:普通のアマチュアゴルファーで、他人に迷惑を掛けないでラウンド出来るレベルです。
自己流で勉強して、上達できるのは16~20HCまででしょう。
ここから上も目指すには、自己流の癖を直さなければいけません。
正式な理論や知識も解らないと、ここからさらに上には行けません。
つかまった重い球が打てないと、上達できません。
そこで出てくるのがフェイスの動きです。
インパクトでクラブフェイスはテイクバックで開いてインパクトで閉じる動きをするのです。
と、勉強するのです。
リストターンはしない
9HC以下の上級者は、体のボディーターンだけで、クラブフェイスが自然に開いて閉じる動きが理解できています。
腕や手先でリストターンを行うことは無いでしょう。
手首の角度を一定に保ったまま上半身の回転でフェイスのローテーションが出来るのです。
自分よりも更に上の上級者、指導を仰ぎスイングを修正していると思われます。
インストラクターやレッスンプロと呼ばれているプロは、初心者を対象としているので、ハンディキャップ20以上の人が対象です。
スライスで悩んでいる人、どうやって打ったらいいか解らない人が対象です。
初心者などは、体の回転でクラブフェイスの開いて閉じるととが出来ません。
つかまった球を打たせたい人には、手でフェイスを開いて閉じる動きを教えるのです。
クラブの進化によっても違ってきます。
ひと昔前のクラブ、パーシモンやステンレスの小さいヘッドでゴルフを覚えた人達の打ち方と、最近のチタンの大型ヘッドで300yを飛ばしていくゴルフ理論には違いが出て来ています。
大型ヘッドは意図的にフェイスを開く動作を加えるとインパクト時にスクエアに戻すことが出来なくなります。
又タイミング的ズレが生じて、スライスやチーピンが多発します。
ヘッドが大型化になり、飛距離が伸びた今は、意図的にフェイスを開いて閉じる動作は不要であり、やらないことになりつつあります。
その代わりにもっと右に捻転し、左にフォローで振り切るという動作を磨くしかないのです。
しかも、出来るだけ早く回る。
下半身リードで力強く回るという動作を磨いていきます。
指導者を選びましょう。
色々な人に教わると、皆、違うことを教えます。
上級者になるとそれぞれが自分のなりの理論を持っていて、その場かぎりのアドバイスをくれます。
「今は、ここが問題なので、こうやって修正し、将来的にはこういう方向に修正するよ」と、
最終的な方向性が見える指導者に付きたいものです。
そうしないと、いつも其の場かぎりで、「この間まで言っていたことと違う」ということになってしまいます。
指導者によっては、悪い癖を修正させるために、逆のことをさせる場合も有りますので、そこを理解し解らないと信頼が無くなってしまいます。
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