最近「チョイ軽」で打ったなどとよく聞きますよね。
何となく分かるのだけれど・・。
Googleさんにググってみたら、「チョイ軽」て出てこない。
チョット軽く打つということでしょうけど。
ちょっと考えてみましょう。
チョイ軽でも中身によって色々です。
- フルショットに対してクオーター(3/4)ショット。
フルショットがフィニッシュまで振り切て打つのに対し、クオーターショットはフィニッシュまで振り切りません。
振り切って飛距離を優先するショットではないので、出玉のラインを優先するショットです。
プロがピンを狙って打つ時によく使用します。
ラインを出して打つので、「ライン出しショット」などとも呼ばれています。 - フルショットに対してハーフショット(1/2)ショット。
木の下のトラブルショットや球を上げたくない低い弾道で打つ時。
木と木の間の狭い空間を狙い定めて打つ時。
インテンショナルなフェードやドローを低い弾道で打つ時などに使用されます。 - 力感8割ショット。
アベレージゴルファーは、フルショット100%に対して、チョイ軽のイメージで力8割で打とうとします。
力感8割ショットは、100%から20%力を抜いて打つのです。
これはクオーターショットでもなく、ただの緩んだショットなのです。
よしここは「チョイ軽で」と打ったショットが、「しまった!緩んだ!」となってしまうのです。
ラインも出なければ、つかまりの悪いショットになるので、フェードかスライスしか出ません。
何が違うの上級者の「チョイ軽」と初心者の「チョイ軽」
- プロや上級者のクオーターショットやハーフショットは、振り幅が3/4や1/2になっているのです。
力加減を調整している訳ではありません。
ただ、出玉方向のラインを優先している為、力加減はフルショットよりも抑え気味になっています。
3/4の振り幅のフルショットなのです。 - アベレージゴルファーの8割ショットは、力を80%にする為に、テイクバックが小さくなります。
インパクトで減速して、当てて終わりのショットになります。 - 大きく違うのは、ショットが加速しながらインパクトを迎えるか。
減速しながらインパクトするかの違いです。
クオーターショットやハーフショットでも加速しながら打っているのです。
パンチショットというと、パチンと当てて終わりのようなイメージですが、パチンと当てただけではスライスしか出ません。
よく卓球で打ち込んでやろうと、パチンと打つとボールはホイップして台から出てしまうのと同じです。
加速しながらインパクトを迎えて、加速しながらクラブが抜けることで、フェイスローテーションが効いてボールがつかまり、まっすぐラインが出てくるのです。
体が硬くて、フィニッシュの取れない「チョイ軽おやじ」はしょうがないでしょう。
緩んでだらしない「チョイ軽おやじ」ではなく、ピシッとしまった「チョイ軽おやじ」になりたいものです。
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