皆さんは自分がどんなスイングをしているか考えたことないでしょうね。
動画を撮影して見ても、スイング軌道がどうとか、トップの位置が悪いとか、前景が起き上がるなど、形にこだわる見方をします。
今日は、形ではなくどれだけ振り切って、加速したスイングができているかについて、考えてみたいと思います。
ここまで振り切りましょう!
「フルスイング」と「振るスイング」の違い
皆さんは、「フルスイング」というと「マン振り」をイメージすることでしょう。
マン振りは100%のスイングのことを言いますが、フルスイングとは少し違ったイメージで使用されますよね。
マン振りは、振ることに重点を置いたスイングで、結果は二の次でうまくいったらいいな。といったイメージでしょうか。
3回打ち直しが出来る、ドラコン大会のような感じですね。
フルスイングは、100%に近いスイングをするのですが、結果を重視した曲がらないように打つことを優先した100%に近いスイングです。
「フルスイング」との反意語に「コントロールショット」「クオーターショット」があります。
飛ばすのを目的としない、方向性や距離感を出すことに重視したショットのことです。
「フルスイング」も「コントロールショット」も、振り幅の大きさや量のことを表していて、「振り方」については表現されていないのです。
「振るスイング」って何?
振るスイングと言ってもイメージがわかないでしょうから、説明しますね。
「振るスイング」の反意語は、「当てるスイング」です。
「振るスイング」の同意語は、「振り切るスイング」です。
「当てるスイング」は、当てて終わりで、トップから減速してインパクトを迎えて、さらに減速して終了します。
パンチショットのようなイメージですね。
インパクト以降の押しがないので、ヘッドのローテーションが少なくなりスライス回転がかかります。
ドローが打つことが出来ないので、スライスになります。
スライス回転で、押しがないので飛距離も出ません。
「振るスイング」は、「振り切るスイング」ですが、いくらフィニッシュまで振り切っていても、インパクトから減速してフィニッシュの形を作っていたのでは、意味がありません。
「振るスイング」とは、
インパクトからフォローにかけて加速しながら、フィニッシュまで回りきるスイングの事をいいます。
腕や手首に力が入っていると、インパクト以降回転することが出来なくなります。
ここがすごく重要なポイントです。
「振るスイング」は、腕やグリップに力が入っていると出来ないんですね。
新体操のリボンをクラブの先端に付けて、リボンが大きな円弧を書くように、リボンの先端がフォロー側まで飛ばすようなイメージで振り切ります。
クラブヘッドをフォロー側に加速しながら放り投げるように振らないと、リボンがフォローに飛んでくれません。
フィニッシュにこだわって、形を作っていると、リボンが体に巻き付いてしまうだけです。
「フルスイング」や「マン振り」は腕に力が入ってしまいヘッドスピードが伸びません。
「振るスイング」は、ヘッドが走ってくるので、ヘッドスピードが上がってくるのです。
又、ヘッドのローテーションも加わってくるので、球は曲がりません。
フィニッシュまで回りきることによって、フォローの左ひじが脱力して内側に折れてこないとフィニッシュが取れません。
腕に力が入ったり、左ひじが引けたりするスイングでは、フィニッシュが取れないってことになるのです。
更に良いことは、ボールを叩きに行くスイングは前傾キープが難しいのです。
どうしても状態が起き上がることによって、叩くのです。
フォロー側に回ることを意識したスイングは、前傾をキープしたまま回転することが出来るのです。
マン振りや当てるスイングと、振るスイングでは明らかにヘッドスピードが変わってきます。
ヘッドスピードは、脱力しないと上がらないことを頭に叩き込みましょう。
飛ばそうと思ったら、脱力するっということです。
フィニッシュまで振り切るということです。
もっと、たくさん書きたかったのですが、長くなってしまったので続きで書きます。
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