バンカーのレーキにひっかかって止まったボール。
レーキを取り除くとボールが動いてしまいそうな場合の処置方法はどうしたらいいのしょうか。
処置方法
1.バンカーレーキは動かせる障害物なので、その障害物を取り除くことができます。球が動いた場合、その球はリプレースされなければいけません。(24-1 動かせる障害物)
2.競技の場合、ボールが動きそうな場合はマーカー又は、同伴競技者に立ち会ってもらい、ボールが動いてもリプレースする位置を確認してもらいましょう。レーキを取り除く前にボールにティーかマーカーでマークをしておくのも良いでしょう。
3.リプレースしても急斜面でボールが止まらない場合は、ボールが元あった位置からホールに近づかず、ボールが止まる最も近い場所にプレースになります。(20-3 d 止まらない球)
4.一旦ボールが止まってプレースされたボールが、プレーヤーの原因に関係なく動いた場合は、無罰であるがままの止まった場所よりのプレーになります。たとえバンカー内に転げ落ちても、バンカーからのプレーになります。ここでの注意が一旦プレースされたボールはインプレーのボールとなり、再度プレースし直してストロークをすると誤所からのプレーのペナルティーが科せられます。
5.アドレスに入ってプレーヤーの原因によりボールが動いた場合は、1打罰を受けて元の場所にリプレースしなければなりません。
(規則18-2)
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参考:規則 24-1 動かせる障害物
プレーヤーは、動かせる障害物から罰なしに次の救済を受けることができる。
a.球が動かせる障害物の中や上にない場合は、その障害物を取り除くことができる。球が動いた場合、その球はリプレースされなければならない。その際、球の動いた原因が障害物を取り除いたことに直接的に結びつけられるときは、罰はない。それ以外のときは、規則18-2aが適用となる。
20-3 d 止まらない球
プレースした際に球がプレースした箇所に止まらなくても罰はなく、その球はリプレースされなければならない。それでもなお球がその箇所に止まらないときは、次の処置をとらなければならない。
(i)ハザード以外の所では、ホールに近づかずに、ハザード以外の所で球が止まる最も近い箇所に、その球をプレース。
(ii)ハザード内では、ホールに近づかずに、そのハザード内で球が止まる最も近い箇所に、その球をプレース。
プレースした際に球がプレースした箇所に止まったあとで動いても罰はなく、その球はあるがままの状態でプレーされなければならない。ただし、他の規則の規定が適用となる場合を除く。
18-2 b アドレスしたあとで動いた球
プレーヤーのインプレーの球がアドレスしたあとで動いた場合(ストロークの結果として動いた場合を除く)、プレーヤーはその球を動かしたものとみなされ、1打の罰を受ける。プレーヤーがストロークを始めたあとや、ストロークのためにクラブを後方に動かし始めたあとに球が動き、その球をストロークしてしまった場合を除き、その球はリプレースされなければならない。
例外:プレーヤーが球を動かす原因となっていないことが分かっているか、ほぼ確実な場合、規則18-2bは適用しない。
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