パターの上りの素振りと下りの素振り
スコアーを縮めるにはロングパットでの3パットを無くさなければいけません。
3パットをしないように、いかにファーストパットをOK範囲につけられるか。
ファーストパットの距離感を磨く必要があります。
スタート前の練習グリーンで、その日の距離感を合わせる練習は必ずしましょう。
ロングパットの距離感を合わして、上りと下りの距離感を合わせましょう。
その日の基準となる、ロングパットの距離感を合わせてスタートしても、ホールによって傾斜やラインはまちまちです。
たとえとして、10mロングパットのルーティーンを紹介しますので、参考にしてください。
10mの上り(下り)のロングパットルーティーン
- ボールの手前から目線を低くしてラインを読む。
- 傾斜の低い方から回り込んで、ボールとカップまでの傾斜を確認します。
この時に、出来るだけラインから離れて傾斜を確認してください。
ラインに近いと傾斜の全体像がイメージできなくなります。 - カップ側からラインを読みます。
この時に上り(下り)の傾斜のイメージを計算して、ラインの切れ具合を読みます。 - ラインがイメージ出来たら、これから距離感の調整です。
ボールの後ろに立ち、カップを見ながらカップまでのボール転がるイメージをしながら素振りをします。
人間の能力のすごさに五感から入ってくる情報を、イメージしただけで振り幅や力加減を勝手に調整して再現してくれる能力があります。
ゴミ箱にごみを投げ入れる時に、勝手に手が動いてくれて投げてくれるのと同じです。
どの角度でどの位の力加減で・・などと計算して投げる人はいません。
一番入りやすい角度・高さ・スピード等をイメージ通りに再現してくれるのです。
片山晋呉がボールを手で転がす動作をして、イメージをしている姿をテレビで見るでしょう。
イメージを明確にすることが大事なのです。
①最初は少し強めに、素振りで打ちます。強く打ったので強く打ったボールのイメージが沸きます。
②次は少し弱めに素振りで打ちます。どの位ショートでどんな曲がり方をしたかイメージします。
③今度は中間の丁度いい強さの転がりの素振りを、探していきます。
④丁度いい強さの素振りがイメージできたら、感覚が忘れないうちに、アドレスに入ってイメージ通りに打つだけです。
⑤アドレスに入ってからは、何も考えずにイメージの再現に集中してください。
アドレスに入ってから、又どの位の強さで打とうとか考えると、折角今までイメージを作ってきたものがリセットされてしまいます。 - 上り(下り)の調整
横から傾斜の強さを確認しているので、強さの強弱のイメージはしやすいのですが、経験が少ないために上り(下りの)強弱を素振りで再現できない人もいます。
上りの10mに対して、12m打たないといけない場合。ボールから2m下がって12mの位置でカップを見ながら素振りをします。
下りの10mに対して、7m位で打たないといけないと思ったら、ボールより3m前の場所7mの位置でで素振りをします。
ボールの位置(10m)で、上り(12m)、下り(7m)の強弱の素振りをイメージするのは、難しいです。
イメージ作りが重要で、後は自分の五感を信じて、体が勝手に仕事をしてくれます。 - パターの距離感は振り幅では調整できません。
振るスピードやインパクトの強度が関係してくるので、この位の距離はこの位の振り幅でと考えるのは無意味です。
必ず、カップまで打つという意識を持ってください。打つ・転がすという意識を持つことで、振り幅や強弱は脳や体が勝手に決めてくれるのです。
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