バンカーショットが苦手な人がほとんどだと思います。
プロのバンカーショットを見ていると、いい音がしていますよね。
「スパーン」とか「バシュッ」とか表現するのが難しいですが・・。
バンカーが苦手の人の音は、「ドン」「ザク」「バン」と言われるような音がします。
音に対しても抜けている音がしないのです。
バンカーショットは、「スパーン」と抜けてなんぼです!
クラブの抜け方は、人によって違う
バンカーショットは、「教え方にフェイスを開け」「体も開け」とか「コックを使え」とかよく言われます。
間違いではありませんが、一番肝心なことを教えていないのです。
SWは、人によって使用するロフトや重さ、バンスの大きさなど違いがあります。
コックの使える人、使えない人など、打ち方の違いもあります。
クラブがフォロー迄、抜けるように打つ
まず、一番先に教えることは、フォロー迄クラブを振りぬくことです。
振り抜ける打ち方を覚えることです。
決して砂の抵抗に負けないように打つことではありません。
確かに砂の材質や、水分を含んだ砂など抵抗が大きくなることはありますが、それでもクラブフェイスがフォロー側まで抜ける打ち方をするということが大事です。
距離を出さないといけない場合や、高さを出さないといけない場合もありますが、基本はクラブが振り抜けるためには、どの位クラブフェイスを開いたら良いかとか。
体をどの位開くか。コックを使ってフェイスのスピードを上げるかなど、条件や方法を考えるのです。
ボールが食い込んで目玉になっていたり、砂が固まってカチカチだったり、特別な状況もありますが、基本はまずフェイスが抜けることなのです。
プロの選手はどんな場合でも、真平になる位フェイスを開きます。
試合で使用するようなバンカーは、砂の量も多くて柔らかく、使用するSWのバンスも小さいので、少しくらい開いたのでは砂に刺さってしまうのです。
SWのバンス角の大きなクラブは、砂に刺さりにくいのです。
しかしアプローチなどでフェイスを開いて使用するには使いにくいのです。
セット物のクラブやレディース用のSWなどは、バンス角も大きくなっています。
逆に単品で購入するSWで、58°や60°のSWを使用している人もいるでしょう。
なので、人によってクラブの開き方が違うのです。
バンカーショットはボールを打たない。
ガードバンカーショットはボールを打ちません。
砂の上をフェイスを滑らせて、砂と一緒に飛ばすのです。
なので、人それぞれにフェイスの開き方が違うということです。
バンカーでボールを打たずに、クラブをで砂を打ってみましょう。
砂に負けないように、右腕に力を入れて振っているようではいけません。
どの位開けば、砂に潜らないのか。
バンスが砂にあたって、クラブが跳ね返ってくるのか、体で体感するのです。
砂の量と材質で、どの位フェイスを開かないと砂に潜ってしまうのかを体感するのです。
左手一本でも、バンカーショットは出来ます。
力はいらないのです。
腕の力なんて大したことは無いです。
腕は振らずに、体の回転で大きな体感の筋肉で打ってください。
腕の力で調整は出来ません。
お腹の回転の力で飛ばすのです。
バンカーショットは、力加減はしません。
開き加減で調整します。
カップが近ければ、フェイスを開いて上方向に飛ばせば良いし。
カップが遠ければ、開き具合を少なくして高さを低くします。
そんな開き加減が調整できるようになると、「スパーン」とバンスが砂にはじかれたいい音がするようになるのです。
「ドン」と打ち込んでいるうちは、バンカーショットは上手くなりません。
ちなみにフェアウエイバンカーは、砂を打たずにティアップされたボールと思って、直接ボールを打ってくださいね。
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