SWのアプローチの打ち方で、大きく分けて4種類の打ち方を説明しました。
実はバンカーショットにも、同じような打ち方の種類があるのです。
バンカーはフェアウエイに設置してあるフェアウエイバンカーと、グリーンの周りに設置して邪魔をするガードバンカーがあります。
ここでは、SWが対象なので、ガードバンカーの打ち方を対象に話を進めます。
SW攻略法(その5)バンカーショットの基本
バンカーショットの場合、どのように打ち方を変えるのでしょうか?
それは、SWのクラブフェイスをどの程度砂の中に食い込ませるかの違いです。
食い込ませた砂と一緒にどの位飛ばすというイメージが大事になります。
SWのクラブフェイスが、砂の中に食い込んだ時には、砂の量にもよりますが、クラブはフォロー側に振り抜けなくなります。
バンカーショットの苦手な人は、この振り抜きが出来ない為に、「とにかく強く振る」「強くぶつける」というようなイメージを抱いている人が殆どなのです。
バンカーショットの基本
今回は、細かい体をどれだけ開いてとか、クラブフェイスを何時に開いてとかの解説は解説本に任せて考え方を説明します。
基本が理解できないと、やり方が判っても本当の理解にならないので、応用が効かなくなるからです。
- 必ずフォロー側に振りぬくように振ること
インパクトの強さ加減で、ボールを飛ばそうとしているうちは、バンカーショットは上達しません。
砂からSWがフォローに抜けて、どれだけボールを運べるかで飛距離が変わります。
言ってみれば、インパクトよりもフォロー側の力加減なのです。
なので、基本は出来るだけ砂にSWを食い込ませない方が、クラブの抜けが良いのです。
SWのフェイスが砂に食い込まないように、SWのフェイスを開くのです。 - ボールの沈み具合で判断する。
砂にオールが食い込んだ「目玉」と言われる現象
食い込んだボールの下にクラブフェイスが入らないとボールは出ません。
ボールの食い込み具合に合わせて、判断します。
SWの歯が刺さるように食い込ませないといけないので、場合によってはスクエアよりもボールを右においてフェイスを閉じて打ちます。
この場合は、ボールは高くは上がりません。
砂の抵抗もあるので、フォローにも振り抜けません。
出すだけになります。 - 砂の量と材質を確認する
ゴルフ場によって、バンカーに入っている砂が違います。
量も違います。雨で水を含んだ砂も違います。
同じゴルフ場でも、ホールによっても違いが出ます。
グリーン手前のみんなが良く入れて、良く耕されたバンカーと、グリーン奥のあまりプレーヤーが入れないバンカーでも、砂の硬さが違うのです。
基本は、バンカーに入りながら、砂の硬さを足で確認しましょう。
砂の量をアドレスしながら、靴を砂に潜らせながら確認しましょう。
ポイントは、どの位砂に刺さって、どの位に抜けが良いかです。 - 硬い砂や砂の下が土が出ているバンカーは注意
硬くしまった砂や、砂の下がすぐに土が出てくるバンカーは、フェイスを開くとクラブのバンスが土で跳ねてしまい、トップやホームランになってしまいます。
硬い砂や土は、ボールの下にフェイスの歯が入らないといけないので、フェイスを開かないで打ちます。 - インパクトの強さ加減でなく、腰の回転で運ぶ
バンカーショットは、SWのクラブフェイスとボールは直接コンタクトされません。
クラブフェイスとボールの間に砂が入ったまま、砂ごと飛ばすのです。
なのでクラブフェイスの向きやインパクトの強さは関係ないのです。
よく砂の爆発で飛ばすという表現がありますが、爆発ではないのです。
どの位の砂と一緒に、どの位運ぶかという意識が大事です。
その為には、どの位SWのフェイスを砂に潜り込ませるかということです。
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