カラスが持って行ったボール

カラスはカラーボールが大好き!
crow-o-boll

カラスにボールを持って行かれた時の話。

右ドックのロングホール、ティーショットが右のフェアウエーバンカーに入ったのを確認しました。
カートに乗って進むと、バンカーにカラスがいる。
カートが近づくと、私の黄色いボールをカラスはくわえて、飛んで行ってしまった。
皆でワーワー騒いでいると、カラスは観念したのか、バンカーから50y先のラフに落としてくれた。
不運なのか、ラッキーなのか、どのように処置するのか、みんなで相談。
バンカーに入っていたボールを確認。カラスがくわえて飛んでいく様子をみんなが確認しているので、バンカー内の元のあった場所の一番近い場所にドロップしました。
カラスにまつわるエピソードは、想定外の色んなケースが考えられます。
状況によって、ルールの判定が異なるので、まとめてみました。

 カラスに持って行かれたボールの処置

  1. カラスがくわえて持って行ったのを確認した場合。
    処置:元のあった場所にリプレース、元の場所が特定できなければ、一番近い場所にドロップ。
    ボールが戻ってこない場合は、別のボールに交換できます。
  2. ボールの止まった場所が確認されている場合。周辺にカラスが確認されている。
    この場合は事実確認が必要で、明らかにここにボールが有ったという事実。(同伴競技者が確認している等)
    フェアーウエイにボールが止まったのを確認したが、行ってみると有ったはずのボールが無い。
    処置:元のあった場所にリプレース、元の場所が特定できなければ、一番近い場所にドロップ。
    ボールが戻ってこない場合は、別のボールに交換できます。
  3. ボールの飛んで行った方向にカラスがいて、ボールが見つからない。
    ボールの止まった場所が確認できない。カラスが持って行ったことを確認していない。
    5分間周辺を捜しても、見つからない。
    処置:紛失球(ロストボール)としてあつかいます。
  4. ボールの飛んで行った方向にカラスがいて、違う場所から見つかった場合。
    無くなるボールではないが、カラスがいたので、飛んで行った場所と違う広いエリアを探したら、5分以内にボールが見つかり自分のボールであることが確認された。
    処置:あるがままの、ボールの有った場所からプレーです。
    カラスが原因ではなく、カート道路や木に当たって跳ねた可能性もありますので、そのままプレーです。
    隣のコースになるか、グリーン近くになるか、バンカーになるかは、カラスの気分次第です。
  5. 一度探して無かったボールが、後からグリーン近くから見つかった。
    想定外の場所から、明らかに自分のボールが見つかったが、すでに別のボールでプレー。
    紛失球の処置。又は明らかにカラスによる紛失球の処置を行って、別のボールがインプレーの球になっている場合。
    処置:後から見つかったボールは、インプレーの球ではないので、残念ですが無効です。

ゴルフの規則では明記されていないので、コラムに記載があります。

参考:ゴルフルールコラム(65):カラスが止まっている球を持っていった

フェアウェイに止まっている球がカラスや犬に持って行かれてしまった場合、どのように処置すれば良いでしょうか。
カラスや犬は規則上「局外者」として扱います。「局外者」とはマッチプレーでは、プレーヤーと相手サイド以外のもの、ストロークプレーでは競技者サイドに属していないものを意味します。 局外者によって止まっている球が動かされた場合、罰なしにその球をリプレースしなければなりません(規則18-1)。球をすぐには取り戻せないときは別の球に取り替えることができます。 止まっていた場所が確定できない場合は球のあった箇所にできるだけ近い所にその球をドロップしなければなりません(規則20-3c参照)。 球が局外者によって動かされたかどうかは事実問題であり、局外者によって動かされたものとして処置するためにはそのことがほぼ確実であるという証拠が必要です。 例えば、ティーショットを打って、第2打地点に行ってみたときに、「球は真っ直ぐ行ったのにフェアウェイにない。たぶんカラスが持っていったんだ」というようにほぼ確実な証拠がない場合には局外者に動かされたとして扱うことはできません。5分探しても球が見つからなければ紛失したものとして処置しなければなりません。 ティーショットした後、球がフェアウェイに止まったのが一度ははっきりと見えていた。そのすぐ近くでカラスが数羽いて、第2打地点にきたときにはカラスとともに球がなくなっていた、ということであれば局外者に球が動かされたと診断しても妥当といえるでしょう。
このような事実問題はケースバイケースで判断することになります。
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