RIZAP・KBCオーガスタの決勝で、木に生っていたボールがロストボールとなり、優勝を逃がした小田龍一でしたが、2日目にもロストボールになりそうな事件が起きていました。
ギャラリーがボールをポケットに入れた
2日目のパー5の9番で、ティーショットを左に曲げて、ボール捜索に入ったが、いくら探してもボールが見つからない。
ところが、近くにいたカメラマンがギャラリーがボールを拾ってポケットに入れたところを見ていた。
証人がいたため、ボールを回収することができ、無罰で元のあった場所から2打目を打つことが出来、結果的には、このホールをバーディーとしました。
この場合の処置方法は
- ギャラリーは、局外者なので、カラスに持て行かれたボールの処置と同じになります。
持って行ったことが、確実かどうかが重要なポイントになります。
参考:カラスが持って行ったボール - ギャラリーが拾い上げたことが確認されている場合
処置:元のあった場所にリプレース、元の場所が特定できなければ、一番近い場所にドロップ。
ボールが戻ってこない場合は、別のボールに交換できます。
RIZAP・KBCオーガスタは小田龍一にとっては、運が無かったトーナメントになりました。
優勝争いをしていてのロストボールは、2打罰で優勝を逃してしまいます。
仮に無罰になったとしても、精神的な動揺やリズムやゲームの流れを左右してしまうので、可哀想でした。
ギャラリーでなくても、隣のホールに打ち込んで持って行かれるケースもよくあります。
ギャラリーやアマチュアゴルファーも、ルールやマナーをよく知ってもらって、紛失球になった競技者の事を考えて行動してもらいたいものですね。
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参考」規則裁定 18-1/5 局外者が球を盗んで逃げる
質問:パッティンググリーンの一部とそれに続く一帯がティーからは見えないパー3のホールのその見えない区域にバンカーと、フェアウェイと、水の無いウォーターハザードがあった。
プレーヤーの球がこのティーからは見えない区域に向かって飛んでいったものの、球はどこに止まったか分からなかった。
その組のプレーヤーがグリーンの近くまで歩いてきたとき、1人の少年が手に球を持って逃げて行くのが見えたが、少年は球を投げ返し、そしてその球がプレーヤーの球であることが確認された。
プレーヤーは規則18-1に基づいて処置する訳であるが、その球がパッティンググリーン上にあったのか、フェアウェイなのか、ハザードの中にあったのか皆目分からなかったため、次のストロークをプレーすべき箇所を確定できなかった。この場合、プレーヤーはどのように処置すべきか。
回答:質問のケースでは、規則18-1に基づいて球をリプレースしなければならない場所を少年から聞き出すことが不可能なので、公正の理念(規則1-4)に従って、プレーヤーはその球が止まっていた可能性のあるいくつかの区域のうち、プレーヤーにとって最も有利な区域と最も不利になる区域を避けたそれ以外の区域に、球をドロップすべきである。
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