誤球されて、自分の球が見つからない
頻繁にはないけど、たまにはあるケースです。
いくら探しても自分のボールが無い、同伴者が誤球して自分のボールをプレーしていた。
同伴者は誤球の処置(2打罰)で、元の場所からプレーできるけど、誤球された自分はどうなるの?
誤球が判明された時点によって、処置方法が違います。
- 同伴者の正規のボールが5分以内に発見された。
同伴者のボールと自分のボールは、同じエリアに2つのボールを同時に探していたことになります。
同伴者の正規のボールが発見されたことにより、自分のボールが誤球されていたことが判明されたことになります。
無罰で、誤球された自分のボールの正規の場所からプレーできます。 - 同伴者の正規のボールが5分以上経過してから発見された。
残念ながら、自分のボールは紛失球として、処置しなければなりません。
ストロークと距離の罰(1打罰)のもとに、元のプレーした場所に戻ってプレーします。
誤球した同伴者は、2打罰を加え誤球した場所よりプレーします。 - 見つからないので、紛失球の処置で、戻って次のボールをインプレーにした。
自分は別のボールでインプレーしているので、後から誤球が判明してもそのままプレーを継続します。
しかし、紛失球になっているのは同伴者のボールでです。
同伴者は誤球の罰(2打罰)と紛失球の処置(1打罰)を行います。
紛失したストロークの元の場所に戻ってプレーしなければなりません。
もしティーショットが紛失した場合は、打ち直しが第5打目になります。
誤球するプレーヤーも悪いのですが、誤球されるプレーヤーも悪いのです。
自分のプレーに集中し、同伴者のボールの行方を見ていないプレーヤーも多いのです。
ボールの認識マークをしっかり入れて、ボールの行方をみんなで確認しましょう。
誤球されないようにしましょう。
規則裁定:27/6 他のプレーヤーが球を間違ってプレーしていったために、自分の球が見つからない
質問:プレーヤーAとBはティーショットをほぼ同じ所に打った。Aが球を発見してその球をプレーしたあと、Bは自分の球を探しながら前に進んだが発見できなかった。数分後、やむなくBは別の球をインプレーとするためティーインググラウンドへ戻り始めたところ、その途中でAの球を発見し、Aが誤ってBの球をプレーしてしまったことが分かった。この場合、どのように裁定すべきか。
回答:マッチプレーでは、プレーヤーAはそのホールの負けとなる(規則15-3a)。ストロークプレーでは、Aは誤球のプレーに対して2打の罰を加えた上、自分の球をプレーしなければならない(規則15-3b)。Aは自分の「球を探し始めて」おらず、探していたのは競技者Bの球であったから、たとえAとBが5分間以上探していたとしてもAの球は紛失球とはならない……定義33「紛失球」参照。
一方、Bは自分の球を探しに前へ進んだ時点で球探しを始めたことになり、Bが自分の球の球探しを始めてからAの球を発見するまでに5分間を経過していなければ、BはAがBの球を間違ってプレーした地点に罰なしに球をプレースしてその球でプレーを続けるべきである……規則15-3b末尾を参照。
しかしながら、Bの球を探すための5分間が経過していた場合にはBの球は紛失球となり、Bはストロークと距離の罰(規則27-1a)のもとに別の球をインプレーとしなければならない。
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