2019年1月1日から適用される規則で、ボール捜索の時間が3分に変更になります。
以下の記事は、2018年までの規則に準拠した内容になります。
先日の国内男子ツアー「RIZAP KBCオーガスタゴルフトーナメント」での出来事
最終決勝日には、突然の雷雲接近により2時間58分の中断。
小田龍一のボールが見つからず、探している間にホーンがなった。
プレー再開時に。木の下を見るとボールが見つかった。
木の上に引っかかっていたボールが、風と雨でプレー中断中落ちたらしい。
ホーンが鳴るまでは、5分間経っていなかったので、再開後のボールの発見は、問題ないと思われていました。
審判員を呼んで、裁定を受けると、なんとホーンが鳴った後もボールを探していたため、ボール探しの5分間は過ぎているとの裁定。
見つかったボールはロストボールとなり、元の位置から打ち直しになりました。
小田龍一本人も納得しての処置になったのですが、一緒に優勝争いをしている石川遼や解説者の青木も疑問をいだいていました。
プロの試合は審判員や競技委員がいますが、アマチュアの競技や一般のコンペ等ではどうなるのでしょう。
もし、ロストボールにしないで、見つかったボールでプレーを続行したら
- インプレーの球でないボールをプレーしたことになるので、誤球になります。2打罰になります。
- たとえ誤球でカップインしても、正式に処置をやり直す必要があります。
- ホールアウトする前に、正式な処置を怠り訂正しないといけません。
次のティーグランドでストロークを行うと、競技失格になります。
凄く、厳しい規則ですですので、注意しましょう。
ボール探しの時間は5分間は、誰が測定、判断するの?
アマチュアの競技やクラブ競技のゴルフの場合は、ルールやマナーを守るプレーヤーが行っているのでさほど問題にはならないでしょう。
一般のコンペやプライベートのゴルフの場合は、つい時間をオーバーしていつまでもボール探しをしてしまいます。
- ゴルフの精神はマナーであり、審判は自分以外に存在しません。
自分で「ロストにします」「暫定球でプレーします」とか切りを付けないと確定しません。 - 競技であっても、マーカーはスコアの記録者であり、審判ではありません。判断するのは、自分です。
- 競技やコンペ等では、マーカーや上級者の方が、「もう5分経ったよね」「あきらめましょう」とか、本人に伝えましょう。
紛失球の判断をうながしてあげましょう。 - 見つからない本人は、いつまでも球探しをしたいでしょうが、同伴プレーヤーも同じゴルファーです。
口には出さないだけで、自分のプレーとマナーは見られています。
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規則裁定 27/8 5分間以上探したあとに見つかった球を、プレー
質問:5分間探したが球を見つけることができなかったのに、プレーヤーは球探しを続けその結果漸く自分の球を見つけ出し、その球でプレーした。この場合、どのように裁定すべきか。
回答:球探しのために許されている5分間が終わった時点でその球は紛失球となり、したがってインプレーではなくなる……定義7「インプレーの球」および定義33「紛失球」参照。インプレーでない球をストロークした時点でプレーヤーは誤球(定義61「誤球」参照)をプレーしたことになり、マッチプレーではそのホールの負け、ストロークプレーでは2打の罰を受ける……規則15-3。なお、ストロークプレーでは、次のティーインググラウンドからプレーする前に規則27-1により処置することによりその誤りを訂正しなかった場合、競技者は競技失格となる……規則15-3b。
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