速報!2017年よりグリーン上の罰則を緩和

2016年全米オープンでの出来事。
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優勝したダスティンジョンソンが最終日の5番グリーン上で、ボールが動いたと申告した。
ホールアウト後に1罰打を受けたことに伴い騒動になった。
これが自然に動いたのか、プレーヤーが動かしたのかの判断が問題なった。
アドレスする前なのか、アドレス後なのかによって、罰則が違います。
自然に動いたのか、動かされたのかによっても、処置方法が違います。
すごく判断の解りにくいルールを改正することになりました。

いつから変わるの?

R&AとUSGAの両規則委員会は、このルールを改正する必要があると合意し2016年12月8日に発表しました。
しかし規則の改正は4年にごとに見直しをしているので、次回の改正は2020年まで待たないといけません。
よってローカルルールによって、2017年1月1日から即時採用していく方針です。
これに伴いJGAでも2016年12月13日に方針を発表しました。

JGAでは2017年からすべての主催競技(予選を含む)でこのローカルルールを採用する方針です。

何がどのように変わる?

2016年12月8日付でR&AとUSGAは、パッティンググリーン上で球が偶然に動かされた場合の罰を排除する新しいローカルルールの導入を同日に発表しました。

パッティンググリーン上で偶然に球を動かす原因となったプレーヤーに罰を課さない新しいローカ ルルール

規則18-2, 18-3, 20-1は以下の通りに修正される。

プレーヤーの球がパッティンググリーン上にある場合、その球やボールマーカーがプレーヤーやパートナー、相手、またはそのいずれかのキャディーや携帯品によって偶然に動かされても罰はない。
その球やボールマーカーは規則18-2, 18-3, そして規則20-1に規定されている通りに
リプレースされなければならない。
このローカルルールはプレーヤーの球やボールマーカーがパッティンググリーン上にあり、
いかなる動きも偶然である場合にだけ適用する。

注:パッティンググリーン上のプレーヤーの球が風、水あるいは重力などの他の自然現象の結果として動かされたものと判断された場合、その球はその新しい位置からあるがままの状態でプレーされなければならない。
そのような状況で動かされたボールマーカーはリプレースされることになる。

簡単に言えば

グリーン上において、プレーヤーか他の誰かが動かしてしまったボールでも、偶然に動かしてしまった場合。
無罰で、元の位置にリプレースしなさいということです。

注意点

  • 風や傾斜で、自然に動いてしまったボールは、そのままあるがままでプレーをします。
    元に戻してはいけません。
  • 適用されるのはあくまでグリーン上のみです。
    スルーザグリーン(フェアウエイやラフ)では、今まで通りにプレーヤーが動かした場合は、1打罰で元の位置にリプレースです。
  • 2017年1月1日から推奨のローカルルールなので、規則が改正された訳ではありません。
    このローカルルールは2017年1月1日から競技会やコースを管理する委員会の任意の選択によって採用することができるとありますので、
    ゴルフ場のローカルルールや競技の際のローカルルールが改正される必要があります。
    正式のコンペや競技の際はローカルルールを確認してください。

事例・参考例

localrulechangeinfographicjp3

pdfファイルはこちらから

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