キャディーが勝手に球をマークして拾い上げた罰

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キャディーが勝手に球をマークして拾い上げた罰

最近キャディーさんを付けてのラウンドが少なくなりました。
特に雨の日のラウンドはキャディーさんが付いてくれると本当に助かります。
芝の上にクラブを置くことなく、クラブは濡れないようにカバーをして持ってくれます。
グリーン上では、必ずボールを拭いてくれる。
親切で気の利くキャディーさんと気が利かないキャディーさんがいるのも事実です。
又、正式なルールを理解しているキャディーさんと、ルールを知らないキャディーさんがいるのも現実です。
よく気を効かせて、キャディーさんが自分のボールにマークをして、ボールを拭いてくれることがあります。
キャディーさんが拭き終わった後に、ボールをリプレースしてくれます。
さらに、ボールのラインをカップインのラインに合わせてくれるキャディーさんまでいます。
親切、サービスで、聞いてもいないのにラインを教えてくれるキャディーさんもいます。

営業キャディーと競技キャディー

  1. キャディーが少ない。
    最近はキャディーさんの人数が少なくなってきています。
    公式競技のキャディー経験があるキャディーさんが少なくなっているので、公式競技にキャディーを付けると、県内中のゴルフ場から派遣キャディーを含めてかき集めないと人数が足りません。
    よって、開催コースのキャディーさんではない応援のキャディーさんで、ラインを聞いてもわからないキャディーさんが多いです。
  2. キャディーは、ボールに触ってはいけない。
    ボールをマークして拾い上げるのは、プレーヤー本人か、プレーヤーの認めた人です。
    キャディーは「プレーヤーの認めた人」にはなりません。
    よって、共用キャディーの場合は、規則18-2aの違反により、1打罰になってしまいます。
    同伴競技者のキャディーの場合は、マッチプレーなら、相手が1打罰を受けます。
    ストロークプレーなら、無罰でリプレースしてもらいます。
  3. キャディーが行ってもよい行為
    規則には明記されていないが、下記のようなことはプレーヤーの承認がなくてもキャディーがプレーヤーのために行ってもよい行為である。と規則裁定6-4/10に記載されています。
    キャディーが行ってもよい行為
    (1)プレーヤーの球の捜索……規則12-1
    (2)プレーヤーのクラブをハザード内に置くこと……規則13-4例外1
    (3)古いホールの埋跡とボールマークの修理……規則16-1a(vi)と規則16-1c
    (4)パットの線上などにあるルースインペディメントの除去……規則16-1aと規則23-1
    (5)球を拾い上げずに、その位置をマークすること……規則20-1
    (6)プレーヤーの球をふくこと……規則21
    (7)動かせる障害物を取り除くこと……規則24-1
  4. 競技に参加するキャディーは、プレーヤーに聞かれたり、頼まれるまで自分からは何もしません。
    上記のキャディーがやっても良いことを自覚しています。
    実際、キャディーさんは大変ですね。お客さんのレベルを見定めて、サービスに気を使ったり、上級者だとお客のレベルに合わせなくてはいけません。我々プレーヤーも覚えておきましょう。

ゴルフルールコラム(75):球の拾い上げとマーク

[2010/09/06]
規則に基づいて球を拾い上げる場合、プレーヤーかプレーヤーの認めた人が球を拾い上げることができます。
例えば、パッティンググリーン上で球をマークして拾い上げる場合、プレーヤーかプレーヤーの認めた人が球を拾い上げることができます。
注意しなければならないのは、キャディーは自動的には「プレーヤーの認めた人」にはなりません。
キャディーがプレーヤーの承認なしに勝手にパッティンググリーン上の球をマークして拾い上げた場合は、規則で認められていないのに球を拾い上げたことになり規則18-2aの違反となってしまいます。
キャディーが球を拾い上げる場合であっても、その都度プレーヤーが認める必要があります。
スタートのときに「今日、パッティンググリーン上では私の球を拾い上げていいよ」と包括して球の拾い上げを認めることはできません。
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