月例競技など正式な競技になると、試合前に競技委員会からマーカー指名が行われます。
たいてい組み合わせ票の順番は、月例だとハンディキャップの少ない人から、左から1番~4番になります。
県の公式戦などは、過去の成績や参加経験などが考慮されて、左から1番~4番になります。
マーカー指定は、1番手の一番上手な方が4番手のマーカーをして、2番手の方が1番手のマーカー、3番手が2番手のマーカーという順になります。
マーカーの役割
指定された競技者のスコアーを記録する。
スコアーを記録する責任が有りますので、マーカーはボールの行く先や毎回ショットの見える位置で確認していなければなりません。
マイホール終わった後に確認しましょう。スコアーを自分から言わない人も多いので、後でもめないようにマイホール確認するのが良いでしょう。
報告もボギーとかダボとかでなく、5とか6とか数字での報告が、勘違いが無くていいです。
マーカーと競技者のスコアーが違った場合は、その場で同伴競技者に確認が出来ます。
マーカーは審査員やレフリーではない。
救済の処置やルールを知っていることに越したことは有りませんが、誤った判定をするより、他の同伴者に聞きましょう。
審判の判断は競技者本人であり、マーカーや同伴プレーヤーは処置の方法を正したり、確認しているにすぎません。
処置の方法や救済等は、遠くにいるマーカーでなくても、近くの同伴者でOKなのです。
ボールの行方やストロークの確認
キャディーが付いていれば楽なのですが、キャディーが居ない場合、マーカーは指名された競技者のボールの位置を把握する必要があります。
バンカーやウオーターハザードや林など、自分が行けなくても、確認できる場所にいればいいのです。
林に打ち込んで、ロストや空振りの可能性も有ります、刻んでたくさん打って解らなくなり、過少申告の可能性も有ります。
ホールアウト後に、確認していないのに、「幾つでした」と聞かないようにしましょう。
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参考:第2章 用語の定義
34 マーカー(Marker)
「マーカー」とはストロークプレーで競技者のスコアを記録するよう委員会によって指名された人をいい、マーカーには同伴競技者がなることもできる。マーカーはレフェリーではない。
47 レフェリー(Referee)
「レフェリー」とは事実問題を判定し規則を適用するために委員会によって任命された人をいう。レフェリーは自分で直接目にしたり報告を受けたものも含めすべての規則違反について対応しなければならない。
レフェリーは旗竿に付き添ったり、ホールの近くに立ったりホールの位置を示したり、球を拾い上げたり球の位置をマークしたりするべきではない。
マッチプレーについての例外:レフェリーがマッチの始めから終わりまでプレーヤーに同行するように任命されたときを除き、レフェリーは規則1-3、規則6-7、 規則33-7に関連する場合でなければマッチに介入する権限を持たない。
ゴルフ規定裁定集 6-6a/2 マーカーなしで数ホールをプレー
質問:マーカーのBが休息をとっている間に、競技者Aは3ホールをプレーした。そのあと、Bはプレーを再開し、Aが1人でプレーした3ホールについても残りのホール同様にAのスコアカードに記入した。Aのスコアカードは受理されるべきか。
回答:認められない。競技者AはマーカーBに対し同伴を強く求めるか、プレーを中断して委員会に事情を報告すべきであったが、Aは3ホールをマーカーなしでプレーしているので、Aのスコアは受理できるものではない。
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