「出来る引き出し」と「やりたい引き出し」

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「出来る引き出し」と「やりたい引き出し」

ゴルフはスコア100を切る頃が一番楽しいと言われています。
初めて100を切るのか、たまに100を打つのかは別にして、ゴルフ場で色々なドラマが生まれているのでしょう。
「あんなこと」「こんなこと」出来たらいいなーと希望と望みがいっぱいあって、上達するのがうれしい。楽しいのです。

ゴルフはゴルフ場によってコースレイアウトが違います。
その日のコンディションによっても、求められる技術が違ってきます。
プロは、どんな状況になっても対応できるように、その場面を想定しながら練習を繰り返して、自分の引き出しの数を増やしていくのです。
どんな天気であっても、上級者ほどスコアが崩れないものです。

3つの引き出し

  • 「自信を持って出来る引き出し」
    状況をイメージしながら繰り返し練習をして、自信を持ってコースで使うことが出来る技術です。
  • 「練習中の引き出し」
    まだ、成功率は低い、練習中のレベルです。まだコースで使う自信のない技術。
  • 「出来たらいいなの引き出し」「やりたい引き出し」
    字のごとく、出来たらいいなとやってみるが、なかなか思うようにいかない。
    やり方も良くわからないレベルです。

何処の引き出しから使うかが「マネジメント」です

プロは自分がやったことがないショットを試合で使うことはありません。
アマチュアは、やったことが無くても「出来たらいいな」の引き出しから、「知っている」ショットをやってしまうのです。
やり方を知っているのと、出来ることは別なのです。
100以上打つ人は、この「知っている」と「出来たらいいな」のショットの引き出しが余りないので迷いません。
100を切れてくると色々知識が付いてきて、やりたくなるのです。
また、失敗するから面白いのです。
簡単に出来たら、ゴルフはつまらないでしょう。

色々な場面を想定して、練習をして自信がついたショットをどれだけ増やすかです。
プロや上級者は、練習場でも真っ直ぐの球ばかり練習しません。
曲げて打ったり、低く打ったりしながら、難しいショットを練習しているのです。
フェアーウエーから真っ直ぐ打つのに、100点のショットがなかな打てないのに、自信があるからと言って80点以上のショットは打てるわけがありません。
失敗するかもしれませんが、成功する自信もあるのです。
成功した時の嬉しさや達成感はまた格別の物であり、次の自信につながるのです。
自分の「自信を持って出来る引き出し」中から、選択してゴルフを組み立てるのが、上級者です。
「練習中の引き出し」から使うのは、イチかバチかのバクチです。
失敗した時にダボ・トリプルを覚悟ですることになります。

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ぜひ習得したい技術

  • 球を上げずに低い球
    林の中からの脱出や強い向かい風の時に使用します。
    30y~150y位は打てるようにしたいですね。
  • 木の上を超える高い球
    SW・AW・PWでどの高さまでなら越えられるのか。
    限界点を知っておきましょう。
    距離と高さのイメージが沸くかが大事です。
  • アゲンストの向かい風の低スピンの球
    いわゆる棒玉です。ビューンではなくポーンいう感じの低スピンの球です。
    打ち込んではダメです。アゲンストでも飛んでくれます。
  • アゲンストの向かい風の低い球
    どうしようもない台風のような向かい風や風の中で絶対に曲げたくない時などに使用します。
    かなり練習が必要です。
  • 左からのインテンショナルフェード・スライス
    スライスまでは難しいですが、フェードまでなら簡単に出来ます。
  • 右からのインテンショナルドロー・フック
    フックまでは難しいですが、ドローまでは簡単に打てます。
  • PW・9Iによるバンカーショット
    直接打ったり、エクスプロージョンに打ったりして、飛距離を確認して行きましょう。
  • フェイスを閉じて打つバンカーショット
    ほとんどは、ボールが目玉になった時に使用しますが、出玉の高さと飛距離は練習をしておかないとイメージできません。
  • 7I・5Iでの100yショット
    アイアンであればどのクラブを使用しても、50yと100yは打てる様にしていきましょう。
    特に7Iと5Iでの100yショットはたくさん使用します。
  • 10yしか飛ばないロブショット
    ロブショットが打てない人が多いです。
    勇気をもって振り切らないといけないので、普段からやっていないと出来ません。
    バンカー越えのショットや深いラフからのアプローチなどに多用します。

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