皆さん、1年間でゴルフをしていて、どの位の人が亡くなっていると思いますか?
毎年約180~200人の人が亡くなっています。
その死亡原因の多くが心不全、心筋梗塞、ついで脳卒中だそうです。
20~30代の若い心臓疾病の全くない、健康な人まで心不全で亡くなっているのです。
一般的には、ゴルフは健康的なスポーツで、運動不足の年寄りのスポーツなどと思われがちですが、心拍数や血圧の上下運動に関しては過激なスポーツなのです。
2017年4月20日(木)~23日(日)に、千葉カントリークラブ梅郷コースで開催される国内男子ツアーの「パナソニックオープン」にて、試合観戦の新しい試みとして、カメラに映る選手の顔の映像から心拍数を測定し、選手の緊張状態が可視化するという試みが放送されました。
ゴルフと心拍数がショットに与える影響は、かなり重要視されているのです。
スコアに影響する心拍数
ゴルフのスコアを良くするために、健康的で楽しいゴルフを長く維持するために、ゴルフと心拍数は切っても切れない事なのです。
プロゴルファーは、ティショットの前後の心拍数がどの位になるのか、知っています。
又、コントロールする技術も持ち合わせていないと、試合に勝てないのです。
その為に、わざとかけ足をして心拍数を上げて、どんなミスショットが出るのか、どんなことに注意したら良いのかを練習します。
走ってはいけないゴルフ場
一般的なゴルファーのティーショット時の心拍数は、130~150位まで上昇すると言われます。
プロや上級者ほど心拍数の上昇は抑えられてきます。
ショットのあと歩いて、ショットをしてまた歩いての繰り返しで、心拍数の上がったり、下がったりが心臓に負担をかけるのです。
高血圧の人や心臓に疾病の抱えている方は、特に注意してください。
良いスコアを出すには、「走らない」、「慌てない」、「心拍数を上げない」です。
ゴルフとは、過激で下手な人には容赦のないスポーツです。
「若いもんは、クラブを持って走れ~」などと昔はよく言われました。
一番下手な人が、一番最後にショットをして、次は一番最初にショットをしないといけません。
下手な人は、他の人よりたくさんショットをします。
そんな初心者が走って、ボールを探しに行き、走り回っていたら。
炎天下で、ビールを飲んでやっていたら、事故も起きるかもしれません。
スコアも良くなるはずはありません。
初心者の若い人は、精神と肉体の疲労感から、帰りの車では、「バタンキュー」が当たり前です。
初心者の人には、「走れ」ではなく、遅延プレーにならない「エチケット」を教えましょう。
楽しいゴルフになる注意事項
プレイ中のアルコール
スポーツをしながらお酒を飲む習慣があるのは、ゴルフ位ではないでしょうか。
ゴルフをスポーツとして考えていないからか。
昔の伝統で、スコッチをチョビチョビ飲みながらラウンドしていたからなのか。
アルコールが心拍数を上げます。
脱水症状を起こして、血液がドロドロになり、心筋梗塞や脳卒中をまねきます。
ゴルフ場での突然死が、7月~8月にかけて多いのです。
睡眠不足
睡眠不足で、疲労を抱えたまま翌日のゴルフは危険です。
ゴルフの日は、起床が早いです。
眠れないからといって、深酒はかえって眠りを浅くします。
深酒を控えて、ぐっすり睡眠を取って出かけるようにしましょう。
二日酔いなど、もってのほかです。
プレー中の禁煙
たばこを吸うと、心拍数と血圧は上がり、興奮状態になります。
以前の私もそうでしたが、ティーグラウンド立つ度に「たばこ」を吸っていた気がします。
煙草を吸って、興奮状態を作り、更にティーショットで心拍数を最大にする。
煙草はやめましょう。
とにかく水分補給
脱水状態や血液の流れを良くするために、水分をたくさん取りましょう。
ノドが乾いてからでは遅いのです。
汗をかいて、体内のミネラル分も無くなって行きますので、スポーツドリンクが良いです。
プロの試合を見ていても、ショットの前に一口、後に一口と、とにかくこまめに補給することが大事です。
私の基準も、通常でハーフで500cc飲みます。
夏場は、ハーフで1,000cc飲みます。更に午後はアミノ酸を補給します。
どうせパットは、2つか3つです。
ゴルフ場で起きた心筋梗塞や脳卒中のうち、15%がドライバーショットで、75%がパターだそうです。
一生懸命ラインを読んで、真剣にやっても結果は同じです。
入る物は入るし、入らない物は入らない。
適当にやっても、2つか3つです。
1回で入ればラーキーです。
ゴルフは健康的なスポーツです。
楽しいゴルフライフを少しでも長く、維持するために健康的に気を付けましょう。
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