ゴルフを色々な人達とプレイをしていると、色々なことが見えてきます。
ゴルフ場での朝、人それぞれ性格もありますが、待ち合わせ時間にかなり余裕を持って来る人、ギリギリにしか来ない人います。
コンペの受付を任されると、集合時間の1時間前には行かないといけません。
全員来ないと何時になっても練習は出来ませんし、遅れて来る人もいます。
そこで見えてくるのは、ゴルフに対する取り組み方です。
「ゴルフのリズム」と「体のリズム」
上級者は遅れてこない。
確かに上級者の方は、経験も長いので、集合時間からゴルフが始まっていることを知っています。
スタート前の体調管理や気持ちの整理など、バタバタすることなくスタートしていきます。
前日からのスコアの組み立てのマネジメントが出来ているのです。
それに対して、中級者から初級者の人は、受付時間に行けばよいということで、絶対に遅れない、早く行って練習を行うという、ルーティーンが出来ていません。
「ゴルフに対する打ち込み方が違う」と言ったらそれまでですが・・。
昔から、ゴルフを一緒にすると人間性がわかると言われるのでしょう。
ゴルフが上手くなろうとしたら、上級者のなりふり行動をよく観察しましょう。
「ゴルフが上手くなりたければ、自分より上手な人と周れ」とよく言います。
ゴルフは、技量が半分でいくら良いショットが打てても、マネジメントやメンタルの気持ちの管理、体調管理が出来ていないと、良いスコアは出ません。
スタート前から始まっている体調管理
スタートホールのティーショットを100%とは言わないなでも、それに近い状態まで近づけてティーショットに臨むのです。
それは、筋肉のストレッチ、体温、脈拍、血圧、気持ちの整理などです。
女子プロは、ゴルフ場に入るとゴルフ場内で軽くランニングから始まります。
ランニングをすることで、体の体温が上がり、血流が良くなり、血圧が下がります。
硬い体を無理してストレッチすることなく、筋肉全体をほぐすことが出来るのです。
それからストレッチをして、ショットの練習、パター練習といつでもスタートして行ける状態を作って行きます。
最初の3ホールは歩く
プロはもちろんですが、上級者の中にはカートに乗らずに、歩いてスタートして行く人が多いです。
私もそうですが、プロと違ってアマチュアは、朝のウオーミングアップの時間が少ないです。
練習場でボールを打って、ストレッチをしても、朝のスタートは60~70%のコンディションでしょう。
歩いて回ることで、自分の集中力が増してきます。
自分の歩くテンポとスイングのテンポが同調してきます。
速歩きするので、ジョギングと同じく、体中の体温が上がり、筋肉がほぐれてきます。
心拍数は若干上がりますが、駈足ではないのでそれほど上がりません。
血圧は、20~30位下がってきます。
この出足の3ホールを歩いてスタートして、集中力を切らさずにスタート出来るかで、その日が決まります。
プロは自分の歩くリズムを大事にします。
早くも遅くもありません。
歩きながら、終わったショットの事は考えません。
次の1打をどうするかを考えながら、歩きます。
歩きながら考えるので、色々な状況が見えてきます。
どのクラブを何本持って行こうか、何処に打ったらいけないのか。
ボールの地点に着いた時には、頭の整理がついているので、迷うことなく打てるのです。
自分のボールだけに集中できるのです。
他の同伴者には失礼ですが、1人で歩くことによって、同伴者との会話で集中力が途絶えることが無いのです。
但し、遅延プレイにならないように心がけましょう。
自分が歩くことによって、プレイが遅くなるようならば、マナー違反です。
集中力は、長くは続きません。
上がったり下がったりします。
体調や疲れが原因で、集中力が上がらないこともあります。
感情の起伏も、集中力に影響します。
バーディーを取って大喜びした後で、OBやダボはよくあることです。
自分の集中力を上げたり下げたりコントロールすることが大事になります。
そしてその上下の差を少なくして、いつも平常心でいられることが、大事になってくるのです。
ゴルフにとって緊張は大敵です。
心拍数を上げて、血圧が上がり、筋肉を伸縮させます。
ショットに集中することで、いつものショットを再現するということに尽きるのです。
集中力を維持する方法を実践している人が上級者なのです。
この感情のコントロールが出来る人が、上級者なのです。
だからOBを打っても、バーディーが来てもあまり感情に出さないのです。
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