熱中症予防のうそ？ホント？

ゴルフをしない人には、考えられない「ゴルファーの異常行動」。
こんな炎天下にゴルフ行くなんて、考えられない。
でも、暑くても寒くて、雨が降っても行くのが「ゴルファー」だから・・。
先日も、1.5ラウンドしてきました。
フェアーウエイにカート乗り入れ可能のコースなので、疲労感は軽減されます。

熱中症のうそ？ホント？

熱中症って何？

そもそも熱中症ってどんな症状なのでしょうか。

●熱射病

体温の調節機能がマヒしてしまいます。
体温の上昇によって、中枢神経が異常をきたします。
死に至るケースもあるので、要注意しなければいけません。
外部からの冷却や救命処置が必要となります。

●熱失神

炎天下で、皮膚の温度が上がると、放熱しようと皮膚血管が拡張して血圧が下がります。
脳への血流が少なくなり、めまいや失神が起こります。

●熱疲労

汗のかき過ぎが原因で起こる脱水症状です。
大量の汗をかくことから、水分補給が間に合わずにおきる症状です。
脱力感・めまい・倦怠感・頭痛・吐き気など。

●熱けいれん

水だけの補給などは、かえって血液中の塩分濃度を下げてしまいます。
塩分不足から引き起こす、傷みを伴った手足のしびれやけいれんが起きます。

熱中症予防は、「前日の夜」から始めよう。

ゴルフで一日に必要な体中の水分とミネラルを維持する為には、スタート前から体内に蓄えて準備しておかなくてはいけません。
まずは体力温存をして、寝不足しないことです。
過度のアルコールは、眠りが浅くなり疲労が取れません。
体の水分も奪います。
一番良いのは、カフェインゼロのミネラル豊富な「麦茶」が一番いいでしょう。
熱中症予防には「麦茶」です・

水よりスポーツドリンクが良い？。

熱中症対策で、水よりもスポーツドリンクの方が良いと一般的に追われていますが、本当でしょうか？。
汗をかくので、体中の塩分が汗をかくことで失われていきます。
水をたくさん飲むと、失われた血液中の塩分濃度を更に薄めてしまうことになります。
お昼のランチでビールをたくさん飲むと、脱水症状と塩分低下で、「熱疲労」「熱けいれん」の症状が発生するのです。

スポーツドリンクの知られていない事実があります。

名前は聞いたことことはあると思いますが、スポーツドリンクにはアイソトニック飲料とハイポトニック飲料があります。
何が違いかというと、体の体液に近い浸透圧を持っているかどうかで違います。
見分け方は「糖質」の違いです。
アイソトニック飲料は「糖質」が多く含まれています。
平均約6％で、多い物は約8％も含まれており、ペットボトル500ｍｌの中に、スティックシュガーで約10本分。
角砂糖で8個分の糖分が入っています。
糖質が2.5％以上の物はアイソトニック飲料となり、それ以下の物はハイソトニック飲料になります。
ただ、気を付けないといけないのは、その表記で「糖質」とは書いていないのです。
「炭水化物」と書いてあるものが「糖質」に当たります。
スタート前からポカリスエットやアクエリヤスをがぶ飲みしていると、糖分の摂り過ぎになってしまいます。
塩分や糖分が体内に入り過ぎると、濃度を薄めようとする働きが発生する為に逆効果になってしまうのです。

アイソトニック飲料

体の血液に近い浸透圧を持っている為に、体内に吸収する速度が速いことが特徴です。
不足した水分を短時間で補うことが出来るので、運動前の水分やミネラルの補給に最適です。
もしくは運動後の水分補給に適しています。
アクエリヤスやポカリスエットがこれに当たります。

ハイポトニック飲料

アイソトニック飲料に対して、少し低い浸透圧に調整されています。
運動している人の体内は一時的に低い浸透圧になっているからです。
練習中や試合中は、アイソトニック飲料は飲まないようにて、練習中はハイポトニック飲料が最適です。
アミノバイタルウオーターやヴァームウオーターがこれに当たります。

どうしたら一番良い対策法

前日やスタート前は、麦茶で水分とミネラル補給をしましょう。
ラウンド中は、午前中と午後とで飲み物を替えるのも良いでしょう。
午前中は、ハイポトニック飲料（甘くないスポーツドリンク）で午後はアイソトニック飲料（甘めのスポーツドリンク）など。

ちなみに私の場合は、夏は2ℓの水筒に氷を一杯入れた水筒に、アイソトニック飲料を入れて溶かしながら薄めて飲んでいます。
大体午前中のラウンドで、飲み終わってしまうので、補給用にVAAM（ヴァームウオーター）を水筒に継ぎ足して補給しています。
2ｌの水筒と予備で500ｍｌを2本持って行きます。
それでも、もうろうとして集中力が切れたり、「けいれん」が始まりそうな場合は、明治のスズメバチのアミノ酸ヴァーム3000「V.A.A.M.」です。
水なしで飲めるアミノ酸です。