【上級編】潜在意識に覚えさせよう!

ゴルフスイングで一番難しいのが、腕を振らないということが理解できないことですね。
誰が考えてもクラブを振るためには、腕を振らないとクラブは振れないと考えてしまいます。
なので、ゴルフを始める方は一生懸命に腕を振ってゴルフを覚えてしまうんですね。

【上級編】潜在意識に覚えさせよう!


私も、腕は振らない。腕はいつも胸の前。体を回すだけ。と
理解して目からウロコの状態で、今までのゴルフに費やした時間は何だったのだろうと反省したものでした。
なんと無駄に自己流で練習してきた、下手固め(下手になるような練習で覚えてしまう事)時間が無駄だったか、反省したものでした。

しかし頭では理解しても、何十年もの間に身に付いた、体の潜在行動(潜在意識)の中に刷り込まれて無意識に体が動いてしまう癖を取り除くには、数年かかりました。
治すためには、頭で理解していても治りません。
頭でなく体で覚えること。知らない間に体が動くところまで覚えさせないといけないのです。

今迄、スイングのスタートは、腕でなく足の重心移動から、下半身リードで捻転が始り腕が上がるのは一番最後ですと言ってきました。
重い物を振ると腕から上げることが出来ないので、足からのスタートが、下半身リードが身に付きやすい事も勉強しました。
腕で振ろうとするから、腕に力が入ってヘッドスピードが上がずにスライスが出る。
クラブは振る物ではなく、振られるものと分かってくると、上達した証なのでしょう。

軽い物が振れるようになって、実力が上がる

今回お伝えしたいのは、軽い物を速く振るということです。
重たい物は、意識しなくても自然に下半身のリードでスイングできます。
なぜなら、手打ちが出来ないからです。

クラブの中で一番軽いクラブは「ドライバー」です。
いちばん長いクラブも「ドライバー」です。
いちばん大きなヘッドも「ドライバー」です。
なので、アベレージゴルファーにとって、ドライバーが難しいと感じているうちはスイングが出来ていないということです。
ドライバーが一番簡単と感じてきたら、上達してきた証です。
だって、ティーアップしてるし、ヘッドは一番デカいし。打てる場所にそこそこ飛んでくれればOKだし。って感じですね。
グリーンに乗ったり、ピンに寄らなくても良いのですから。

潜在意識に覚えさせる

私はあまり記憶力が良くないので、年齢的にもすぐに忘れてしまいます。
自分の潜在意識の中に、「潜在君」というもう一人の自分がいて、その「潜在君」に覚えてもらうことにしています。
長くなるので、この話は少しにしますが、「顕在意識(けんざいいしき)」は意識して出来ることです。
「潜在意識」は意識しなくても出来ることです。

今回の紹介した動画で、違う角度で見てもらいたいのが、体に覚えさせるってことは、「潜在意識」に覚えさせるということ。
繰り返しの練習で、自分の「潜在君」に覚えてもらうのです。
「潜在君」のも頭の良いこと良くない子がいて、何度も教えないと分からない子もいます。

軽い物で何が変わるのか

重たい物→軽い物→クラブと交互に振ることで、「潜在君」が覚えた内容が確認できるのです。
自分の「潜在君」が成長してくれるのです。

重たい物は、速くは振れません。
なので、スイングの順序やリズムやテンポが良く理解できます。

軽い物は、早く振れます。
腕で振っても言うことを聞いてどうにでもなります。
半面に、重い物と同じように振ろうとしても、リズムが取りにくく、手が上がってしまうのです。
手が動いてしまうのです。
軽い物が重い物と同じように振れないうちは、「潜在君」が覚えていないということです。

もう一つは、自分の潜在意識がブレーキをかけるということ。
ゴルフのスイングはこう振って、この位の速度で振らないと、ミスショットになるということが、長い経験の中で「潜在君」が覚えてしまっているのです。
なので、いくら頭で速く振ろうとしても、「潜在君」がブレーキを掛けます。

軽い物を振った時に、重い物と同じようにこうやって振るんだよ。
この位の速い速度で振っても良いのだよ。
と「潜在君」に覚えこませる必要があるということです。
この繰り返し練習によって、スイングは劇的に変わるでしょう。
ヘッドスピードとスイングのテンポやリズムも「潜在君」に覚えてもらうとことで、無意識に良くなるのです。

練習器具も日々変化していて、必ずしもバットやスピードウイッシュでなければいけないことはありません。

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