ラフはバンカーショットと同じです。

ラフはバンカーショットと同じです。

これから、ラフの芝が伸びてくると、スコアに影響してきます。
一般的にゴルフ場では、あまりラフの芝を長くすると、ボールが見つかりにくいとか、スコアが良いスコアでプレイできません。
どうしてもプレイ時間が長くなるので、遅延防止に長くしないのです。

それでも所々ラフの芝を長くして、難しくしているコースも見られます。
難しくしているのか、メンテナンスの手を抜いているのか分かりませんが・・。

特に難しいのは、グリーン周りのラフからのアプローチです。
たった10~20cmグリーンから、こぼれただけでもラフはラフです。
今まで冬から春にかけて、磨いてきた寄せワンのアプローチが、出来なくなってくるのです。

平均プロのパーオン率は、60%位です。
9ホールで、3~4回グリーンに乗りません。
アマチュアは、20%台~良くて30%です。
9ホールで2~3回しかパーオンしないのです。
上手くなるには、アイアンショットを磨いてパーオン率を上げること。
その為には、セカンドショットが打てる場所にないといけません。
その為には、ティーショットの精度を上げる必要が出てきます。
長く時間が掛かる練習が必要になってきます。

簡単なのは、アプローチの技術を上げること。

簡単なアプローチといえば、まず転がすこと。
SWを使わずに、AW・PW・9Iなどで、パターと同じ感覚で転がして寄せる方法です。

ところが、長いラフになるとたとえ1mであっても転がしの技術は使えません。
極端な話をすれば、長いラフになると、ピンから2~3mでも、SWのフェイスを開いてロブショットのように、フルショットに近いスイングが要求されます。
アプローチは、ボールを高く上げるほど、技術と距離感は難しくなります。
芝の長さと、ボールの沈み加減。
芝の強さと、逆目・順目の判断が必要になってきます。
ボールの置かれた状況と、自分の持っているアプローチの技量の引き出しの中から、最適な方法を組み合わせないといけません。

なので、経験をたくさん積んだ人ほど、アプローチが上手くなるのです。
ラウンド数の少ないアベレージゴルファーは、どうしたら良いのでしょうか。
やはり学ぶことです。
たくさん経験してきた人から、学ぶのです。
テクニック技能は、経験を通してしか身に付きませんが、知識は勉強できます。
理解できるのです。

まずは芝を知ることです。

芝の長さを知る。

芝がボールと同じ位の長さ。
まだラッキーです。何とか転がしや、ピッチエンドランが使えそうです。
芝がボールの2倍位の長さ。
もう転がしは使えません。SWを開いてください。
転がしは出来ません。
芝の影響で、クラブフェイスが返ってしまうか、開いてしまいます。
まだ何とか、アプローチで距離感をコントロール出来そうです。
芝がボールの3倍以上の長さ。
もう芝刈りです。アプローチではありません。
芝のバンカーだと思って、バンカーショットをしましょう。
直接ボールは打ちません。芝ごと刈ります。

芝の強さを知る。

ボールの回りの芝で、十分素振りをして確認します。
クラブを振り抜くことが重要なので、どの位の力で振り抜けるのか確認します。

芝の目を知る。

グリーン周りのラフは、人に踏まれています。
グリーンから降りる方向のラフは、同じ方向に踏まれていて、殆ど逆目になります。
しっかり振り切らないと、クラブフェイスが芝に引っ掛かってしまいます。
芝の素振りを反対方向から振ってみて、芝の振り抜け具合を確認しましょう。

ボールの深さを知る。

ラフでのボールは、芝の強さによっても違いますが、沈みすぎても、浮きすぎても難しくなります。
力を入れるあまりに、手打ちにならないように注意しましょう。
手打ちになるほど、ボールのミート率が悪くなり、トップやボールの下をくぐった達磨落としになります。
手首の角度をキープしたまま、体の回転で打つ感じです。

クラブのフリ抜け具合を知る。

手首のコックを入れたり、フェイスを返したりする打ち方では、芝に負けてしまいます。
体の大きな筋肉で、芝ごと芝刈りをします。
クラブが芝から抜けなければ、負けです。

ボールが打てるか打てないかを知る。

芝の長さとボールの沈み具合で、クラブフェイスがボールとコンタクトできるか。
ボールとクラブフェイスの間にどの位芝が挟まるのか、判断しましょう。
ボールを直接打てない時は、バンカーショットと同じです。
ボールの手前から、芝ごと刈っていきます。
ボールは上げようとしないで、長い鎌で芝をザクッと刈るイメージです。
途中で止めてはいけません。
最後まで振りぬきましょう。
勝手にボールは上がってくれます。

ボールは上に飛ばして、必ず振りぬく。

距離感は高さで調整します。
力加減でコントロールは出来ません。
アプローチに限ったことではありません。
アイアンショットも、引っ掛かってしまう為、クラブフェイスは開いて、フライヤーが出ても上に飛ばしましょう。


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