クラブは、振る物ではなく、振られるもの

ゴルフというスポーツは、テニスや卓球のように相手があって、相手を勝負するスポーツではありません。
戦う相手は、ゴルフコースであり、その日の天候やその時々の置かれた状況の自分との戦いです。

ゴルフを職業としている、プロの選手達は、試合で入賞し賞金を稼がなければ生活できません。
賞金が掛かって、上位の選手だと、1打で100万円は違います。
下位の選手でも、1打10万の値段が付くでしょう。
そんな緊張の中でプレイをするわけですから、一番の相手は、プレッシャーとの戦いになるのです。

我々アマチュアは、いくら試合やコンペが合っても所詮遊びです。
しかし、遊びと言っても、脳卒中で倒れる人がゴルフが一番多いほど、プレッシャーを感じているスポーツなのです。
皆に見られているティーグラウンドや、ここ一発、乗せたいグリーンや入れたいパットの場面が沢山ありますよね。
プレッシャーの掛かった場面での、「成功」や「失敗」が面白くて、ゴルフがやめられないのです。
いろんな「ドラマ」が起こるのですね。

「よし」「ここは・・」と思ったら、注意です。
「よ~し」なんて思ったら重症ですよ!。
体中に力が入って、リズムもメチャクチャになってしまうのです。

クラブは、振る物ではなく、振られるものです。

「飛ばそう」「乗せよう」「入れよう」と思った時は、自分がクラブを振ろうとしている時なのです。
腕に力が入って、「打とう」とするあまりに、「リズム」「テンポ」が速くなってしまうのです。
一番の大敵は、「自分」なのです・。
いかに平常心でいられるか。いかにいつものリズムとテンポを維持できるかの自分との勝負なのです。

皆さん、スマホの重さって知っています。
裸で、170g~190gです。カバーを付ければ200g以上です。
ステーキは、200g位食べますよね。
ドライバーの重さも、200g程度です。
スマホを持つ時に、手に力が入っていると、スマホの重さを感じることはできません。
手の力を抜いて初めて、重さが判るのです。

打つ前に素振りよりも、ワッグルです。

力んでいる時ほど、力任せの素振りを何度もします。
見ていると大体失敗しますよね。
素振りをするほど、プレッシャーが掛かってきて、力が入るのです。
「グリップはゆるく」「ゆっくり上げろ」とか言いますよね。
お勧めは、片手素振りやワッグルです。
片手素振りをショットの前に行うと、「クラブってこんなに重いんだ」。
「こんなに、速く振れないんだ」「ここまでクラブが行きたいんだ」ということが判ってきます。
クラブの重さを感じて、クラブと対話をして、無理矢理に言うことを聞かせないことが大事になります。
クラブのヘッドを左右に軽く振って、クラブヘッドの重さをいつも感じていることが大事です。
ヘッドの重さを感じるには、グリップを軽く握り、腕の力を抜かないと感じることが出来ません。
たった、これだけのことで、ゴルフが大変身ですね。
練習場ではうまいのに、スコアに伸び悩んでいる人、「ゴルフの極意」です。
でも、一番に実践しないといけないのは、それは私です。

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