意外と知られていないドロップのルール

2019年1月1日から適用される規則で、ドロップの方法が変更になります。

以下の記事は、2018年までの規則に準拠した内容になります。

意外と知られていないドロップのルール

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月例でも、よく見る光景で救済を受ける時のドロップで、よく間違った処置をしている光景を見ます。
どんな間違い、勘違いが多いか見てみましょう。

  1. ニアレストポイントの間違い。
    ドロップエリアを1クラブ以内で測定する際に、ボールの有った位置から測定する人がいます。
    必ずニアレストポイントを決めて、ニアレストポイントから1クラブレングス以内にドロップ。
    アンプレアブルの救済は、球の有った箇所から2クラブレングス以内ですが、
    動かせない人工の障害物からの救済は、障害が避けられる場所にニアレストポイントを定めます。
  2. ウオーターハザードの救済(黄色杭)
    • a.初めの球を最後にプレーした所のできるだけ近くで球をプレーする(規則20-5参照)。
      スルーザグリーンの場合は、プレーする球はドロップしなければならない。
      ティーグランドの場合は、ドロップは不要。ティーアップできます。
    • b.ホールと、初めの球がウォーターハザードの限界を最後に横切った地点とを結んだ線上で、
      そのウォーターハザードの後方に、球をドロップ。
      この場合には、ウォーターハザードの後方であればいくら離れても距離に制限はない。
  3.  ラテラルウオーターハザードの救済(赤色杭)
    ウオーターハザードの2つの救済処置に加えて、次の2つの箇所から2クラブレングス以内にドロップ。
    a.その球がそのラテラル・ウォーターハザードの限界を最後に横切った地点。
    b.その対岸の、ラテラル・ウォーターハザードの限界上でホールから同じ距離にある地点。
  4. アンプレアブルの救済
    • a.初めの球を最後にプレーした所のできるだけ近くで球をプレーする(規則20-5参照)。
      スルーザグリーンの場合は、プレーする球はドロップしなければならない。
    • b.ホールと、球があった箇所を結んだ線上で、その箇所よりも後方に、球をドロップ。
      この場合には、球のあった箇所より後方であればいくら離れても距離に制限はない。
    • c.その球のあった箇所から2クラブレングス以内で、しかもホールに近づかない所に、球をドロップ。
  5. アウトオブバウンズの暫定球
    • (a)ティーインググラウンド上:プレーする球はティーインググラウンド内からプレーしなければならない。
      球はティーインググラウンド内のどこからでもプレーすることができ、ティーアップすることもできる。
    • (b)スルーザグリーン:プレーする球はドロップしなければならない。
      ドロップした球はスルーザグリーンのコース上に直接落ちなければならない。
    • (c)ハザード内:プレーする球はドロップしなければならない。
      ドロップした球はそのハザードのコース上に直接落ちなければならない。

ドロップと再ドロップ

ドロップの方法と再ドロップの条件はすべて共通です。
ドロップエリアが1クラブレングス以内であっても、2クラブレングス以内も再ドロップの条件も同じです。
ドロップ出来る範囲が広いだけです。

ドロップした球は、次の場合、罰なしに再ドロップしなければならない。

  1. ハザード内に転がり込んで止まった場合。
  2. ハザード内から転がり出てハザードの外側に止まった場合。
  3. パッティンググリーン上に転がり込んで止まった場合。
  4. アウトオブバウンズへ転がり出て止まった場合。
  5. 動かせない障害物やカート道路の救済を受けた場合、障害のある場所にまた転がっていって止まった場合。
  6. ドロップした際に球がコース上に最初に落ちた箇所から2クラブレングス以上転がっていって止まった場合。
  7. 元の球の位置や救済のニヤレストポイントよりもホールに近い所に転がっていって止まった場合。

再ドロップした場合、その球が前記の中のどれかの場所に転がっていったときは、
再ドロップした際に球がコース上に最初に落ちた箇所にできるだけ近い所に、その球はプレースされなければならない。
この条件の時は、再ドロップは1度だけです。

 

ドロップした球が人や携行品に当たった場合

ドロップした球がコース上に落ちる前や落ちた後で球が止まる前に、いかなる人またはいかなるプレーヤーの携帯品に触れた場合。
その球は罰なしに再ドロップしなければいけません。その際の再ドロップについては、回数に制限はありません。
人や携行品に振れた場合は、ドロップが無効となり回数に数えないことと一緒です。
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