「スロープレーティング」って何?
ゴルフコースの難易度を表す「コースレート」と共に目にする機会が多くなってきた「スロープレーティング」。
名前からすると「スロープレーになりやすい尺度」なんて、勘違いしやすいので覚えておきましょう。
でも、難しいコースなので、スロープレーになりやすく、案外に当たっているかも。
2016年にJGAハンディキャップ規定が改定されて言葉が難しくなってきています。
コースレートとスロープレーティン
- コースレーティング(コースレート)は簡単に言えば、ハンディキャップ0(ゼロ)の人が、いくつのスコアでラウンドできるかの数値で、標準値が72.0です。
72.0以下なら簡単なコースで、72.0以上は難しいコースということになります。 - ボギーレーティング(ボギーレート)は、一般的な飛距離のハンディキャップ(男子20、女子24)の人が、いくつのスコアでラウンドできるかの数値です。
- スロープレーティング(スロープレート)は、ハンディキャップ0(ゼロ)の人には簡単なコースでも、飛距離の飛ばない一般的なゴルファーにとっては難しいコースを表す数値です。
標準難易度(スロープレーティング113)よりも大きい数値は難易度が高くなります。
例えば、コースレート(68.8)、スロープレート(125)のコースは、上級者には簡単なコースですが、一般ゴルファーには難しいコースとなります。
JGA日本ゴルフ協会 コースレーティング検索でゴルフ場を調べることが出来ます。
言葉の解説
- スクラッチゴルファーとは
男子スクラッチゴルファーは、査定されたすべてのコースをコースハンディキャップ0(ゼロ)でプレーできるゴルファーであり、査定上の定義は、海抜ゼロメートルでティーショットの平均飛距離250ヤード、470ヤードのホールで2オン可能です。
女子スクラッチゴルファーは、査定されたすべてのコースをコースハンディキャップ0(ゼロ)でプレーできるゴルファーであり、査定上の定義は、海抜ゼロメートルでティーショットの平均飛距離210ヤード、400ヤードのホールで2オン可能です。 - ボギーゴルファー
男子ボギーゴルファーは、標準的な難易度のコースをコースハンディキャップ20前後でプレーするゴルファーであり、海抜ゼロメートルでティーショットの平均飛距離200ヤード、370ヤードのホールで2オン可能です。
女子ボギーゴルファーは、標準的な難易度のコースをコースハンディキャップ24前後でプレーするゴルファーであり、海抜ゼロメートルでティーショットの平均飛距離150ヤード、280ヤードのホールで2オン可能です。 - コースレーティングとは
コースレーティングとは、スクラッチゴルファーが通常のコンディションでプレーした場合のコース難易度を示す尺度です。
小数第1位までの数値で示され、ヤーデージ、実効プレー距離、および障害難易度が、スクラッチゴルファーのスコアに及ぼす影響度に基づいて評価されます。
日本ではJGA/USGAコースレーティングの名称で使用します。 - ボギーレーティングとは
ボギーレーティングは、ボギーゴルファーが通常のコンディションでプレーした場合のコース難易度を示す尺度であり、ボギーゴルファーにとっての距離と障害の難易度に基づいて、小数点第1位の数値(例92.1)で表されます。 - スロープレーティングとは
スロープレーティングはUSGAの商標であり、スクラッチゴルファー以外のプレーヤーにとっての相対コース難易度を示す尺度です。
スロープレーティングは、JGA/USGAコースレーティングとボギーレーティングの差に基づいて算出され、55から155までの整数で表されます。
標準難易度(スロープレーティング113)を基準に数値の大きいほど難易度が高くなります。
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