【スイング改造】インパクトの形で重たい物を押せますか

野球のピッチャーの投げる球に、重い球と軽い球があるように、ゴルフの打球にも重い球と軽い球があるんです。
軽い球だと当てただけで飛びません。

同じボールだし、科学的には同じだろうという人がいるでしょうが、私も技術屋なので否定はしません。
確かにインパクトの時のフェイス角やスピン量によるところではあるでしょうが、実際に重い球と軽い球が存在するのです。

何が違うの「分厚いインパクト」と「薄いインパクト」

重い球と軽い球の違いは、どんな風に表現されるのでしょうか。
そして、何が違うのでしょうか。考えてみましょう。
一般的に見たことがない、見る機会がない。意味が分からないと思う人がいるでしょう。
そこで分かりやすく考えましょう。

「男子プロの球」と「アマチュアの球」

皆さんは、男子プロの試合を生で見たことがありますか?
直接男子プロの打球を見る機会は、自分で作らないと見ることは出来ませんよね。
しかし実際に見たことのある人はわかると思いますが、球の弾道が勢いがすごいんです。
突き刺さるようにどこまでも飛んでいくんです。
アマチュアの球は、どの辺まで上がって、どの辺から落ちてきてって、だいたい想像できますよね。
プロの球は、見慣れている人でないと想像できないのです。
弾道がアマチュアと違うからです。
イメージ的には、ジェット機の離陸でしょうか。
低く勢いよく加速していき、途中から一気に高度を上げていきます。
この加速していく感じが、アマチュアにはないのですね。

「アマチュア男子の球」と「アマチュア女子の球」

プロの球ほど差は出ませんが、男子と女子で弾道や勢いを見れば、感じやすくなると思います。
最近の男子は分かりませんが、少し昔の男子であれば、遊びの中で野球やソフトでバットを振ることが自然に身に付いていました。
野球のバットでも、ボールに当てただけでは飛びません。
その事を自然に身に付いて知っているんですね。
ボールに当てた後に、手首や腰を使って押し込んでいかないと飛ばないことを。
女子でも、ソフトボールをやっていた人は特に有望です。
女子プロの選手でも、元ソフトボールの選手が沢山います。
岡本綾子プロや飯島茜、小林浩美、成田美寿々、渋野日向子プロなどたくさんいます。
野球とソフトボールの徹底的な違いは、ボールの重さです。
野球はインパクトの強さでもそこそこ飛びますが、ソフトボールは重いのでインパクトの強さだけでは飛びません。

インパクトからの、押しの強さが必要なのです。
腕の力では押せません。
もっと大きな腰や腹筋の筋肉で、ボールを押し込んでいくのです。

「分厚いインパクト」と「薄いインパクト」

もう話を進めるうちに確信に近づいてきましたが、「分厚いインパクト」って何でしょう?
「薄いインパクト」って何でしょうか?
よく「当たりが薄かった」などと聞きますよね。
言っている本人はどういう意味で言っているのか分かりませんが。
多分、「芯を食っていなかった」という意味だと思います。

「分厚いインパクト」と「薄いインパクト」は、インパクトをしている時間の差です。
どれだけの時間の差があるかは分かりませんが、コンマ何秒の世界です。
スイングがアウトサイドインのカット軌道では、クラブフェイスが開いてボールに当たるため、当たって終わりのインパクトになります。
逆にインサイドインのドローなスイングの場合は、クラブフェイスが立って入ってきて、インパクト時に更にクラブフェイスでボールを包み込むように押していきます。
そのボールを押している時間だで、インパクトの時間が長くなるのです。

「押した打球」と「当てた打球」

「押した玉」はドルーボールで「当てた球」はスライスボールなのかと言うと全てがそうではありません。
「押した玉」はどうやって打つのでしょうか。
どうやって押すの?
それは、インパクトをどのようにしているのか。
インパクトはどのようなイメージが必要なのか。
自分の理想のインパクトをイメージして、その通りに再現するということです。

下半身のリードで、インパクト時に腰を切って腰が目標を向いていなければいけません。
上半身と下半身の捻転差で、腰や腹筋の力でインパクト以降にボールを押していくのです。
インパクトの形で、重い物をクラブで押していく練習が必要なのです。
これを身に付けるために、重いバットを振ったり、タイヤを叩いたりする練習をするのです。
しかし、インパクトのイメージで、この押すというイメージを残したままスイングに結び付けるのが難しいので、練習が必要なのです。

フェードボールでもこの押した球が打てるかどうかで、カットボールとフェードボールの違いになるのです。
カットボールは曲がりますが、フェードボールは曲がりません。
ググっと押し込んだパワーフェード。打ちたいですね。

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