アマチュアゴルファーの中で適正なライ角のクラブを使用している人は、半分以下と言われています。
クラブ選択をする時に、ゴルフの腕前が上がってくると、ロフト角やシャフトの重さ、硬さなどの情報を気にするようになってきます。
しかしライ角まで注意をしている人は少ないと思います。
国内製の日本人様に作られたクラブと外国メーカーでは、ライ角のスペックが違うのです。
何故、適正なライ角にならないのでしょうか?
- 新品のクラブでもライ角の製造誤差の許容範囲が0.5~1.0°位あり、バラつきがある。
- 人の身長差によって、適性のライ角の角度が替わる
- 人によって、前傾角度やボールとの距離が違いが出る。
又、数年のスイング変化によっても、変わってくる - クラブの適正ライ角は無いのです。ライ角は自分に適した角度なのです。
適正かどうか調べる方法
- アイアンからウエッジまで調べる。特にショートアイアンは重要。
- 硬いフロアーの上で、いつも通りアドレスをした場合に、フロアーとソールの隙間具合をチェックする。
アイアンごとに違いが無いか確認する。
基本は、ショットのインパクト時にソールが均等に設置しているかが重要です。
アドレス時は、トゥの先端がコインが1枚入る程度に浮いているのが良いと言われています。 - 適正な基準の0.5度刻みになっていても、人によってはクラブによってのアドレスの癖があり、
ロングアイアンとショートアイアンで前傾角度が深く成ったり、ハンドダウンに構えたりする人もいるので、クラブごとの確認が必要。 - 使い込んだアイアンなら、ソールの傷を見る
- ソールにテープを張る
市販のショットマーカー(アイアン用)を張って、擦りキズを調べる
- 安い紙テープを張って調べる
- ソール部分にマジックを塗って、こすれ具合を調べる
- 練習場のマットを確認する
練習場のマットは、練習場ごとに安い薄いマットと厚い高級なマットが使用されている場合とマットによって違いが出ます。
硬い薄いマットは、ソールのこすれ具合が良く解りますが、厚い深いマットはソールが滑ったり潜ってしまい、良く判別できません。
場所によってゴムマットや薄いマットが有る場合は、そこで打ってみるとソールに跡が付くので解ります。 - コースの芝のディボット後を確認する
アマチュアゴルファーでディボットを取れる人は少ないでしょうが、多少ミスショットが出たり、ダフッタリ芝の上にディボット跡が出来ます。
削り取った芝が、ソール側かトゥ側かどちらが多いか、その都度傾向を調べておきます。 - 自分で調べてみて、おかしいなと感じたら、信頼のおけるクラフトマンのいるショップで相談してみましょう。測定から調整まで、相談にのってもらえます。
調整方法
- クラブの材質。ライ角やロフトが調整できるのは、クラブの材質が、軟鉄鍛造(Forged)です。
軟鉄鋳造や複合素材のクラブが出てきているので、ショップに相談しましょう。ステンレス等の固い素材は割れたりヒビが入ったりして調整できません。
上級者が好んで軟鉄鍛造(Forged)を使う理由がここにあるのです。 - 自分では測定、調整は出来ないので、ショップに持ち込む必要があります。
ゴルフクラブの販売店から、専門のクラフトマンショップまで色々あるので、上級者の方に聞いてみるのが良いでしょう。
ライ角測定から調整は、いくらも掛からずにやってもらえます。 - 新品のクラブでもバラつきがあるので、おかしいなと思ったら、一度確認してもらいましょう。
但し、少し使い込んでからにしましょう。クラブを交換すると、クラブも体も新しいクラブになれていない為、色々な傾向が出てきます。
少し馴染むまで様子を見ることが大事です。
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