飛ぶか、飛ばないかの夏場のラフ

夏場のラフは、芝がとても元気で一番難しい季節です。

今日はラフについて考えてみましょう。
ラフと言っても、セカンド地点のラフとグリーンを外した時のラフでは条件が違います。
どんな事に注意をして、どの様な打ち方をしたら良いでしょうか。

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セカンド地点のラフ(約150ヤード)

  • ラフから打った時にどんなミスが出るのか整理してみましょう。
    一般的なアマチュアゴルファーは、ボールの沈み具合や芝の長さに関係なく、ほとんどが残りの距離で使用するクラブを選んでいるでしょう。
    どの様な状況の時にどんなミスが出るのかをキチンと整理して、マネジメントが出来れば大叩きを防げるでしょう。
  • 飛び過ぎのフライヤーとは、ボールとクラブフェイスの間に芝が挟まってインパクトをする為に、ボールにスピンが掛からないので、低スピンのボールで飛び過ぎてします現象です。
    但しヘッドスピードの速い人に出る現象で、ヘッドスピードの遅い人には出にくい現象です。
    フライヤーの出る人は、ヘッドスピードや芝の状況のその人の経験値で判断するしかないので、一概には言えません。
  • ヘッドスピードが遅くても出る、止まらない球。
    ボールとクラブフェイスに芝が挟まって、インパクトをする以上、ボールにスピンは掛かりません。
    よって、落ちてから止まらずにランがでます。
    9IやPWでも止まらなくなります。
  • 芝の抵抗に負けて飛ばない。
    パワーが無く、芝の抵抗に負けてしまうので、飛距離が落ちるのです。
    無理して力んで打つと今度は左への引っ掛けが出るので注意しましょう。
  • 芝に負けてフェイスがかえってしまう。
    ミドルアイアンからロングアイアンに出やすいミスで、クラブに芝が絡むとフェイスがかえってしまい、大きく左に引っ掛けてしまうミスです。
    ミスというより事故になります。
    どこに行くか解らないので、これが出たらダボ、トリです。

ラフからの対策

  • とにかく力んではダメです。
    ヘッドを走らせる意識で力を抜きましょう。
    カマで草刈りをする感覚です。
  • 一番やってはいけないのが左への引っ掛けなので、長いクラブで無理をしない事です。
    3打目は、必ずフェアーウエーから打てる様に、フェアーウエーやグレーン手前の花道を狙いましょう。
  • グリーンが狙える状況なら、グリーン手前を狙いましょう。
    もしグリーンを外しても、花道ならパーが取れます。
    グリーンを外して、ラフに入ると寄せワンは取れないと思ってください。
    夏のラフは寄りません。
  • フェイスは、必ず開きましょう。
    クラブのリーディングエッジをカマの刃に見立てて、芝を刈り取るようなイメージで、フェイスを振りぬいていきます。
    フォローで振り抜けない番手は、長すぎるので使用できません。
    短いクラブに変更してフェアーウエイを狙いましょう。
  • フェイスを開いて、上方向にフライヤーさせましょう。
    もしフライヤーや止まらない球が出たとしても、1番手位開いているので手前に落ちます。
    飛び過ぎの保険です。

グリーン周りのラフ

  • グリーン周りのラフが長いと、転がしは使えません。
    ピッチエンドランか、ロブ系の上に上げる球しか打てないので難しいです。
  • フェイスを開いても、スピンは掛かりません。
    フェイスとボールの間に芝が入るので、いつもの感覚のスピンは掛からないと考えましょう。
  • ボールの下をフェイスがすり抜ける、ロブショット的な打ち方を練習しておきましょう。
  • 一番の対策は、長いグリーン周りのラフには、入れない事です。
    このマネジメントが一番大事です。
    プロの試合や難しくセッティングされたコースでは、グリーンを外したらパーが取れないと考えましょう。
    3打目は、絶対フェアーウエーか花道が鉄則です。

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