「リッキオの法則」って知っていますか?
数値は数値で、誰でも当てはまるものでは無い。
という考え方はありますが。
自分のスコアを当てはめてみたら・・・ドンピシャでした。
「リッキオの法則」って何?
Lou Riccio(ルウ・リッキオ)氏はUSGAのハンディキャップ委員会のメンバーで、コース・レイティング方式などの確立に貢献した人です。
彼は90台、80台、70台のゴルファーを隔てるものは何なのかに疑問を抱き、ハンデ30のゴルファーからPGAツァー・プロまでを対象に研究した結果。
偉大なゴルファーとそうでない者を別けるのはGIR(Greens In Regulation=パーオン率)であるという結論に達しました。
パット数がスコアを左右するのは間違いない。
しかし、パットよりもパーオン率がスコアを良くする最も重要な要素である。
「リッキオの法則」 『95から(パーオンのホール数の2倍)を差し引いた数がスコアに等しい』
95-(パーオン数✕2)=スコアになります。
これは1回2回のラウンドのデーターでなく、ラウンド数が多ければ正確性が増してくるものです。
パーオンの技術力によって、スコアが左右されるということです。
その許容差は、±2ストロークの許容差ということ。
具体的に考えると
- 1ラウンドで、パーオンが「ゼロ」の人は、スコアが95±2(93~97)になります。
- パーオンを1回すると、スコアが2ストローク良くなります。
- ロングホールを4回パーオンすると、スコアは87±2(85~89)になり、80台で周れます。
- この数値よりも、スコアの悪い人は、パーオンさせる技術よりも、それ以外の問題点を抱えていることになります。
OBが多い。パターが苦手。アプローチが苦手。のようになります。 - 逆にこの数値よりも、良いスコアの方は、パーオンさせるショットの技術よりも、パターとか小技が得意な方と言えるでしょう。
- パーオンさせるためには、フェアーウエイキープが重要になってきます。
必ずグリーンを狙うショットが打てる場所が重要です。 - ラウンドするティーによって違いますが、セカンドショットの距離(150y前後)をたくさん練習しましょう。
セカンドショットの距離が、パー3の距離にもなります。
パーオンの回数とスコア
パーオン数「0」→スコア「95」
パーオン数「1」→スコア「93」
パーオン数「2」→スコア「91」
パーオン数「3」→スコア「89」
パーオン数「4」→スコア「87」
パーオン数「5」→スコア「85」
パーオン数「6」→スコア「83」
パーオン数「7」→スコア「81」
パーオン数「8」→スコア「79」
パーオン数「9」→スコア「77」
パーオン数「10」→スコア「75」
パーオン数「12」→スコア「73」
パーオン数「13」→スコア「71」
パーオン数「14」→スコア「69」
賞金王争いをしている、池田勇太プロと谷原秀人プロの年間平均パーオン率とスコアに当てはめてみましょう。
池田勇太プロ:パーオン率(67.08)、平均ストローク(69.61)、パーオン回数(12.2回)
谷原秀人プロ:パーオン率(67.79)、平均ストローク(69.65)、パーオン回数(12.2回)
二人ともパーオン回数は同じなので、「95-(12.2x2)=70.6」
パーオンの数が12~13あれば、プロと同じパープレイでラウンド出来ることになります。
ゴルフはパーオンゲームです。
どうですか。スコアが簡単に良くなる気がしませんか。
ドライバーの練習ばかりしないで、セカンドショットのアイアンの精度を上げましょう。
パー5の4ホール中、刻んでパーオン4回。
パー3の4ホール中、パーオン2回。
パー4の10ホール中、パーオン2回でスコア「79」
パー4の10ホール中、パーオン4回でスコア「75」
こうやって考えると、ロングホールのパー5をいかにパーオンさせるかが、キーポイントですね。
スコアカードのパーオンの数を調べるだけで、その人の問題点が見えて来るでしょう。
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