皆さん、ホール(Hole)一般にカップと呼ばれている穴の大きさって知っていますか?
カップの大きさは水道の排水管!
もともと、ゴルフの聖地セントアンドリュースのオールドコースでは、ホールと云えば適当に穴を掘って、旗を差しただけの物でした。
大きさの規定もなく、バラバラだったそうです。
その頃は、ティーアップ用のティーも無いので、土を盛り上げてボールを浮かしていたそうです。
次のティーアップ用にホール内の土をつまんで持って行ってしまうので、ホールのサイズがしだいに大きくなってしまうのでした。
この頃セントアンドリュースのコース管理を任されていたのはトム・モリスという人が、水道の排水管を切ってホールに埋め込むことを思いつき、一般的に広まったそうです。この時の排水管のサイズが4.25インチ(108mm)なのです。
ホールのサイズは108mm
それから、R&Aの規則に定められ、今日までずっと変更されずにきている訳です。
ホールの直径は4.25インチ(108ミリメートル)以上。
ホールの深さは、4.0インチ(101.6ミリメートル)以上。
円筒カップの外径は、4.25インチ(108ミリメートル)以下。
円筒カップの埋め込みは、1インチ(25.4mm)以上、グリーン面より下に沈めること。
ここの「1インチ以上沈めること」が重要で、球が入るのは、あくまでグリーン面のホールなのです。
ホールに入った球は、カップに落ちることになります。
ちなみに球のサイズは「球の直径は1.680インチ(42.67ミリメートル)以上でなければならない。」
と有りますので、球がホールに2/3以上入らないと、カップに入らないことになります。
最初から穴を掘って、プレーをしていたから、「ホール」なのです。
後から、排水管を入れて、円筒容器を入れるようになったから、「カップ」とも呼ばれるようになったのでしょう。
用語の定義 26 ホール(Hole)
「ホール」の直径は4.25インチ(108ミリメートル)、
深さは少なくとも4.0インチ(101.6ミリメートル)以上でなければならない。
円筒をはめ込む場合、円筒は土質の関係上そうすることが無理でなければ、
少なくとも1.0インチ(25.4ミリメートル)以上パッティンググリーン面よりも下に沈められなければならない。
なお、円筒の外径は4.25インチ(108ミリメートル)以下でなければならない。
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