旗竿とカップに挟まったボールどうする?
2019年のルール改正で、グリーン上で旗竿を立てたまま、パットが出来るようになりました。
プレーヤーは、パット(ストローク)を行う前に、決定しないといけません。
旗竿を立てたままにするか、誰かに旗竿に付き添ってもらって、プレーの後に取り除いてもらうかを決定します。
当然に旗竿を立てたままプレイを行うと、旗竿とカップにボールが挟まってしまうケースが多くなると考えられます。
新ルールでは、少しでも球の一部がグリーン面よりも下にある場合は、カップインとみなします。
確率は少ないですが、球の一部がグリーン面よりも下にない場合は、ホールに入っておりません。
あるがままにプレーを行います。
自然にカップに落ちれば、カップインです。
旗竿をゆすったり、取り除いてた時にホールに落ちた場合は、カップインとなりません。
罰はなく、球をホールのへりにリプレースしなければなりません。
規則:13.2c ホールの中の旗竿に寄りかかって止まっている球
プレーヤーの球がホールに立てられたままの旗竿に寄りかかって止まっている場合:
••球の一部がホールの中のパッティンググリーン面より下にある場合、球全体
がその面より下になかったとしても、その球はホールに入ったものとして扱
われる。
••球の一部がホールの中のパッティンググリーン面より下にない場合:
»» 球はホールに入っておらず、あるがままにプレーしなければならない。
»» 旗竿を取り除いたときに球が動いて(その球がホールに落ちたのか、ホー
ルから離れて動いたのかにかかわらず)も、罰はなく、その球をホールの
へりにリプレースしなければならない(規則14.2参照)。
旧ルールの記事です。
以前の規則では、旗竿の挟まった球は、カップインとみなされませんでした。
カップの底まで落ち込まないと、ホールアウトになりませんでした。
ルールを正式に知らなかったことで、トラブルも起きていました。
ホールアウトしなかったことで、失格になってしまうのです。
国内女子ツアー「スタジオアリス女子オープン」2日目、プロ3年目の21歳・鬼頭桜が、初日のスタートホールでピンとカップの間に挟まって完全には沈んでいなかったボールをカップインとみなしていたとして、ラウンド終了後に失格の裁定を下された。
問題となったのは、初日のスタートホールの10番(パー5)で20ydの3打目からチップインイーグルを記録していた場面だ。
ボールがカップの底に落ち込まないとホールに入ったものとみなされなかった。
鬼頭桜は、ピンの旗竿をゆすってボールをカップの底に沈めなければいけなかった。
ピンとカップに挟まった状態のボールをカップインしたとみなして、ピックアップしてホールアウトしてしまった。
次の11番ホールで1打目をストロークした為、ホールアウトせずに次のホールでストロークをしてしまったことになった。
2日目の朝に、現地でその場面を観戦していたというギャラリーから日本女子プロゴルフ協会に「違反ではないか」との電話があり、2日目のラウンドを終えた鬼頭に確認して本人が認めた。
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