これから寒くなって、練習場に行く機会が減ると思います。
練習場でどんな練習をしていますか。
どんなクラブから、どの位の比率で練習していますか。
やっていませんか「下手固め」
目標を持って練習していますか。
フルショットばかり練習していませんか。
フルショットの練習をする時は、120~130%のフルショット練習をしましょう。
自分のフルショットの平均値を上げる練習です。
調子が悪い時はどうしていますか。
このままでは帰れないと、むきになって球数を打って直そうとしていませんか。
原因を探しましょう。誰かに見てもらうとか、ビデオを撮るとか。
調子が悪い時ほど、球数を打ってはいけません。
悪い癖が、体に染み込んでしまいます。
打ち放題で注意すること
ただ沢山目的も無しに、たくさん打つことはやめましょう。
せっかくの打ち放題ですから、目的を持った練習をしましょう。
「出来た」と「出来る」の違い。
練習場で、思うようにボールが打てたとしても、10球打って2~3球ナイスショットが出ると、出来たと思い込んでしまいます。
なぜできたのか、どんな状況だったのか、どうしてできたのかを考えながら練習しましょう。
10球打ってほとんどがミスショットなのですから、ナイスショットと思っているのも実際はミスショットで、偶然に出たショットかもしれません。
ナイス・ミスショットなのです。
スイング軌道やインパクトの再現性を高めるために、ハーフショットやクオーターショットからナイスショットの再現率を高めていく練習が必要です。
10球打ったら、8~9球が思い通りの球が打てないとゴルフになりません。
フルショットはいらないので、腰から腰のスイングからミート率を上げて行きましょう。
出来るように成ったら、肩から肩の振り幅に振り幅を大きくしていきます。
自分が思った打ち方で、思い描いた弾道で、思った距離を打ててこそ「出来る」になるのです。
この「出来る」こそが自信につながり、自分の引き出しにしまうことが出来るのです。
パターからアプローチ、アイアン、ドラーバーまで、同じフルショット一本やりではなく、クオーターショットを含む自信をもって打って行ける打ち方が、どれだけ自分の引き出しにあるのかが重要です。
その時々の場面で、7Iや5Iで100yを打つことが出来る自信が引き出しにあるかが重要なのです。
ゴルフは一発勝負ではありません。
勝負はしないのです。
自分の届く距離を「出来る」打ち方とクラブで組み立てて行くのがゴルフです。
たまに「出来た」打ち方やたまに出るナイスショットを願って一発勝負のゴルフをしているうちは、上手くなりません。
練習場は、「出来た」の喜びを得るために行き場所ではありません。
自分に出来ない苦手なクラブを、反復練習で沢山打ってたまに出るナイスショットで「出来た」の喜びを得る。
そんな練習をしていませんか。
ネットや雑誌には、色々なゴルフの上達情報が溢れています。
自分に合った正しいと思われる方法を一つずつ確認しながら「出来る」「出来る」と積み重ねて行く為の練習場です。
「出来る」「出来る」と繰り返しする練習は、出来ることの反復練習です。
正しい方法と「出来る」という成功体験が自分の脳と体に覚えこませていきます。
行ってみれば「出来る」という成功体験の頭と体への「すり込み」です。
「出来た」の練習は、そのほとんどがミスショットです。
ミスショットの悪い方法やほとんどが出来ないという失敗体験を脳と体に植え付ける、「下手固め」になるのです。
これは、「出来ない」というイメージや悪い癖の「すり込み」です。
体と脳の潜在意識の中に「出来ない」という刷り込みが出来てしまうのです。
一旦固まってしまった「下手の部分」は、正しい方法を覚えようとしても、また元の「下手の部分」が出てきます。
何も知らない子供に一から教えると、正しい方法はすぐに覚えてしまいます。
それに対し、下手固めで固まってしまった自己流の「下手の部分」は、一度壊さないといけません。
正しい方法をしようとしても、悪い癖が出てしまいます。
この壊すのに時間が掛かるのです。
正しい動きを覚えるのに1か月掛るとすると、「下手の部分」を壊して忘れるには2~3月は掛るでしょう。
せっかくの練習ですから、「出来る」「出来る」の確認と引き出しの部品を増やしに行きましょう。
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