暫定球を打とうとしたら、打てないと言われた。

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暫定球を打とうとしたら、打てないと言われた。

ティーショットを打ったら、ウオーターハザードの方向に飛んでいき、心配なので暫定球を打とうとしたら、同伴者から暫定球は打てないと言われました。
どの様なケースの時に、暫定球は打てないのでしょうか?

暫定球とは、ウォーターハザードの外で紛失のおそれやアウトオブバウンズのおそれがある場合に、プレーヤーは暫定球をプレーすることができる。
紛失の為、打ち直しに戻ってくる時間節約のために、プレーヤーは規則27-1に従って暫定的に別の球をプレーすることができる。

暫定球が打てない場合
  1. 明らかにウオーターハザードに入ったのが確認された場合。
  2. ウオーターハザードの回りに、草木やブッシュ等が無く、ウォーターハザードの外で紛失のおそれが無い場合。
  3. 最初の球が見えていて、確認できる場合。
  4. アウトオブバウンズ(OB)が無く、明らかに紛失のおそれも無い場合。
  5. ゴルフ場のローカルルールで定められたホールで、アウトオブバウンズ(OB)の場合、前進のペナルテイーエリアのティーからのプレーが義務付けられている場合。
    アウトオブバウンズ(OB)が非常に発生しやすいホールなどは、ラウンドの遅延防止のために、定められているコースも有ります。

打ってしまうと
「暫定球打ちます」と別の球をストロークしてしまうと、ストロークと距離の処置をしたとみなされ、1打罰のもとに打ち直した球がインプレーの球になってしまいます(3打目)。

暫定球が打てる場合
  1. 初めの球がウォーターハザード内にあるかもしれないが、初めの球がウォーターハザードの外で紛失する可能性がある場合。
  2. アウトオブバウンズ(OB)は無いが、林に打ち込んだり、カート道路で跳ねたのが確認できたり、少しでも紛失の可能性がある場合。

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参考:規則裁定:27-2a/2 ウォーターハザード内に入ったおそれがあることを理由に、暫定球をプレー

質問:プレーヤーのティーショットはウォーターハザード内に入った可能性はあったが、ウォーターハザードの外で紛失したりアウトオブバウンズになるということは全く考えられない状態であった。ところが、プレーヤーは「球がウォーターハザード内に入ったかもしれないので暫定球を打っておく」と告げて、別の球を出してプレーした。
規則27-2aはこのような状況下での暫定球のプレーを禁止しているように思われるが、この場合、どのように裁定すべきか。

回答:定義44「暫定球」によれば、暫定球とは球がウォーターハザードの外で紛失のおそれまたはアウトオブバウンズのおそれのあるとき、規則27-2に基づいてプレーする球をいうと規定されており、質問のケースでは、プレーヤーはそのような意味での暫定球をプレーしていない。
したがって、ティーインググラウンドからの2回目の球が暫定球でない以上、その球はインプレーの球である。

規則裁定:27-2a/3 紛失のおそれやアウトオブバウンズのおそれがあるという状況でないのに、暫定球をプレー

質問:ウォーターハザードの外で紛失のおそれやアウトオブバウンズのおそれがあるという状況でない場合でも、プレーヤーは暫定球をプレーすることができるか。

回答:できない。そのような状況の下でプレーヤーが暫定的に別の球をプレーした場合、その球は暫定球ではなくインプレーの球である……裁定27-2a/2参照。

規則裁定:27-2a/2.2 初めの球がウォーターハザード内にある可能性があることは暫定球をプレーすることを妨げない

質問:プレーヤーの初めの球がウォーターハザード内に止まったかもしれない場合、プレーヤーは暫定球をプレーすることができないのか。

回答:暫定球をプレーすることができる。たとえ初めの球がウォーターハザード内にあるかもしれないとしても、初めの球がウォーターハザードの外で紛失したり、アウトオブバウンズであるかもしれない場合には、プレーヤーは暫定球をプレーすることができる。

そのような場合、初めの球がウォーターハザード内で見つかったときは暫定球を放棄しなければならない(規則27-2c)。
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