カート道路の救済を受けたくない!
カート道路救済を受けると、正面の木が邪魔になって、救済を受けたくない。
カート道路にスタンスがかかっているが、問題なくストロークできる。
カート道路の救済を受けると急斜面になって、まともにストローク出来ない。
皆さんこんな場面にたくさん出会ったことがあるでしょう。
私も試合の時に、「打ってはダメ。不利になっても救済を受けなければいけない」と言われて、しぶしぶ不利な救済を受けたことがあります。
規則を知ろう
- カート道路は動かせない障害物である。
- 規則では、プレーヤーは動かせない障害物による障害から次の救済を受けることができる。
とありますので、ボールがカート道路上でも、スタンスが掛かった場合でも、救済を受けるか受けないか選択できます。
ローカルルールを調べよう
- ゴルフ場のスコアーカードの裏側に「ローカルルール」が明記されているゴルフ場が殆どなので、まずそのゴルフ場のローカルルールを確認しましょう。
重要事項なので、殆どのゴルフ場はスコアーカードに記載があると思いますが、必ずクラブハウスには、ローカルルールの提示がされています。 - 電磁誘導式自走ゴルフカートを使用のゴルフ場などは、カート道路内部に電磁誘導線が埋め込まれており、ケーブルを保護する目的でプレーの禁止を決めているゴルフ場が殆どです。
「球がカート道路内に止まっている場合は、救済措置を取らなければならない」・・とあれば、スタンスが掛かるのは、救済を受けなくてもOKです。
「球がカート道路内に止まっている場合か、スタンスがかかる場合、救済措置を取らなければならない」・・と明記されていれば、救済を受けなければなりません。 - カートが電磁誘導式かどうかではなく、ローカルルールになんと記載されているかが、重要です。
- ローカルルールには、カート道路及び動かせない障害物の救済に関する条項が無ければ、ゴルフ規則に準ずるので、救済の選択が出来ます。
- 試合の時など、ゴルフ場のスコアーカードをもらえない時など、配られるローカルルールをよく確認しておきましょう。
同伴競技者やマーカーさんによって、色々意見が違うので、不利な条件を選択しないといけない状況が良くあります。 - サブグリーンの処置なども、「グリーンに球が乗る、又はスタンスがかかる場合は、グリーンのカラーを外した位置から1クラブ以内にドロップしなければならない。」
などと、明確に書いてあるので、確認しましょう。
救済を受けないとならない場合
- 救済を受けると、カート道路に対しての救済処置なので、状況がどんなに不利な状況になろうとも、救済を受けなければなりません。
つま先下がりの急な傾斜。ブッシュや草の中。
深いラフ。樹木や林でピンに打てない方向など。 - カート道からのスイング、スタンスから救済を受けてニアレストポイントを決めているので、救済を受けた場所が、カート道路にスタンスが掛かる場合は、認められません。
- ネットや動かせない別の障害物で、ストロークに支障の出る場合。
カート道路からの救済と壁やネットからの救済処置は、同時に複数の救済を行うことは出来ないので、一つ一つの救済処置を順番に受けることになります。
一度カート道路からの救済を受けた後、壁やネットからの救済処置を受けます。
ピンに近づかない、ストロークに支障の出ない場所に、ニアレストポイントを設けて、さらに1クラブレングス移動できるので、最初のカート道にあったボールの位置よりかなり離れた場所になっても、ルール上問題ありません。 - ブッシュや木の下等でストロークできない場所の場合。
カート道路からの救済を受けた後で、アンプレアブルの救済をうける事が出来ます。
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