ヘッドの調整機能が付いたクラブが、主流になってきました。
シャフトを交換したり、ロフトや重心の位置を自分で変更できるクラブです。
ラウンド中の調整や変更は出来ないと、云われていますが、
調整機能付きのドライバーのネジが緩んだら・・
この場合、変更や調整ではなく、「損傷」として扱います。
プレーヤーが通常のプレー中にクラブが損傷した場合、プレーを遅らせることなく修理できます。
又は、修理をさせることが出来ます。
但し、設定を変えることは出来ません。
クラブを叩いたり、杖にしたり、通常の使用状態でない場合の損傷は、修理できません。
ネジが緩んで、重り(ウエイト)が無くなってしまった。
この場合は、「クラブに張ってあった鉛が取れてしまった。」と同じ状況です。
- 緩んだり、外れた場合はネジがあれば、元の位置に戻すことが出来る。
- 無くなってしまったしまった場合は、同じ重りやネジがあれば元の位置に戻すことが出来ます。
違う重さの重りを装着することは、出来ません。
お昼の休憩中に、クラブハウスで、同じ部品が調達できれば、修理できます。 - クラブが損傷したまま、残りのプレーをすることが出来ます。
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参考:規則裁定 4-2/0.5 ラウンド中に、クラブヘッドやシャフトに鉛テープを貼る
質問:裁定4-1/4に関連しての質問であるが、プレーヤーはラウンド中に鉛テープをはがしたり貼ったり、変形させることができるか。
回答:そのようなことはできない。しかしながら、
通常のプレー中に鉛テープがはがれたときは、プレーヤーは元の位置にその鉛テープを戻すことができる。
もしその鉛テープをクラブの元の位置に戻せない場合は、新しいテープを使うことができる。
いずれの場合もできるだけ以前に近い状態に戻すようあらゆる努力をすべきである。
あるいは、そのラウンドの残りのホールではクラブを損傷した状態のまま(鉛テープなし)で使うことができる(規則4-3a)。
鉛テープが通常のプレー中以外のときに変形したり損傷した場合、以後そのラウンド中はそのクラブを使ってはならない。
使った場合は、競技失格となる(規則4-2aと規則4-3参照)。
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規則 4-3 a 通常のプレー中に受けた損傷
正規のラウンド中に、プレーヤーのクラブが通常のプレー中に損傷した場合、プレーヤーは次のことをすることができる。
(i)その正規のラウンドの残りで、損傷した状態のままそのクラブを使用すること。
(ii)プレーを不当に遅らせることなく、そのクラブを修理したり修理させること。
(iii)そのクラブがプレーに適さない場合に限り、前記(i)、(ii)の処置に加えて認められる選択処置として、その損傷クラブを他のクラブと取り替えること。クラブの取り替えに際してはプレーを不当に遅らせたり(規則6-7)、そのコース上でプレーしている他のプレーヤーが自分のプレーのために選んだクラブを借りたり、または、正規のラウンド中にそのプレーヤーによって、または、そのプレーヤーのために持ち運ばれている部品を組み立てたりしてはならない。
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規則4-3aの違反の罰については
規則4-4a、規則4-4b、規則4-4cに対する罰則を参照。
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注:クラブが例えば次のようにひどく損傷している場合、そのクラブはプレーに適さないクラブである。
●シャフトがへこんだり、大きく曲がったり、いくつかに折れた場合
●クラブヘッドの取り付け箇所がゆるんできたり、クラブヘッドがとれたり大きく変形してきている場合
●グリップがゆるんできた場合
クラブのライやロフトが変わってきているとか、クラブヘッドに掻き傷があるという理由だけでは、そのクラブはプレーに適さないクラブではない。
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